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わさび平小屋を過ぎ、しばらく歩くと左俣谷にかかる橋が出てきます。
ロープをまたいで進みます。
廃道になった林道を少し歩くとこの標識が出てきます。
林道跡からピンクの標識(画像中央)がある登山道へ入ります。
下丸沢(標高1580m付近)を渡ります。このルートは、槍平小屋から新穂高方面登山道が大雨による増水で通行できない場合にエスケープルートとして(今回と逆ルートで)使われることがありますが、左俣林道に出る直前に、この下丸沢を渡渉する必要があります。沢の幅は12、3mあります。エスケープ時は悪天候時、あるいは悪天候直後のはずで、この沢の水量も多くなっていることが予想されます。渡渉には十分注意して下さい。
標高1600m付近。
中崎尾根に向けて、急登が続きます。
標高2040m付近。画像では伝わりづらいですが、滑りやすい岩の斜面があります。下山時には特に注意して下さい。
中崎尾根上にある、分岐標識(標高2120m付近)。標識には中崎山経由~新穂高の文字がありますが、このルートは通行困難な状態です。
分岐から5分ほど進むと、根こそぎ倒れた木が原因?の崩壊箇所があります。注意して通行して下さい。
中崎尾根分岐から奥丸山に向かう上で、一番注意が必要なのがこのキレット部です。地理院地図で見ると、2355mピークから下って登り返す部分になります。
キレットの最低部は平らなのですが、両側ともかなりの傾斜があり、滑落した場合には数十メートルの滑落となる危険があります。慎重に通過して下さい。
2021年5月31日時点では、奥丸山山頂にまだ積雪が見られます。
中崎尾根上のルートは前述したキレット部の通過と、笹薮でルートを見失うこと(尾根が広くなっている部分など)に注意が必要です。踏み跡以外にも、標識テープの確認を忘れないようにして下さい。
奥丸山へは槍平小屋からのアプローチが便利ですので、小屋スタッフの定着入山後(6月中旬以降)には槍平~奥丸山ルートの情報も発信していきます。北アルプスの大展望台、奥丸山デビューを今年こそいかがでしょうか!