今年は夏の暑さのせいで稲刈りが少し早く
進んでいるようです。
70年以上も前のこと、家の近くには田んぼが広がっていて
秋になると稲穂は重く頭を垂れ、あぜ道には彼岸花が咲き、
赤とんぼが群れて飛び交い、その中を小学校に通いました。
学校から帰ると子供たちはみんなでイナゴを採りに田んぼに
行ったものです。夕日が沈むころまで夢中になって採りました。
子供たちの楽しいあそびでした。
今、弟が住んでいる実家の周りには家々が立ち並び、
むかしの面影は全くありません。
ワード絵の諸先輩の絵を参考に描きました。
わたしも子供の頃の懐かしさを思い出しながら描きました。
すばらしい絵です
郷愁に浸れます
採ったイナゴは母が佃煮にしてくれました。
酒と醤油と当時貴重品だった砂糖少々。煮る前に
羽と足を取るのはわたしの役目でした。
今考えると少し残酷ですが、当時はスズメを焼き鳥
にしたり、サワガニを食べるのはごく普通のことでした。