えーっと、前回のつづく、です。
容器に水を汲んで、ポチャっとつけてしまいましょう。まだ完全には漬かりませんね。
そこで、表面張力を消しつつ、防腐効果を狙って、初挑戦の柔軟剤を注入。なんか、溶けないですね〜。ミスチョイスかも。ま、ぐるぐるーっとかき混ぜて、ごまかしましょう。
ん?まだ完全には浸かっていない。触角硬いと、折れてしまうやないですか!仕方ないので重し重し…
あ、いいところに産卵促進用ハイカロリーゼリーがありますね。これで強制的に沈んでもらいましょう。
お、これは、日本産スズメバチコンプリート(16種、外来種除く)記念になった、ヒメスズメバチではないですか!まあ、標本は全て前職場に置いて来たので、無いんですけどね。
他にも、標本にしたい物を放り込んで放置!いや、ホントは、やわらかくなったかどうか、時々チェック!してくださいね~。
チェックポイントは、ここ!
何事も、柔軟体操は必要です。特に前脚、ちゃんと前に伸ばせますか?バネの様に元の位置に戻ってしまう様なら、軟化液に戻しましょう。せいては事を仕損じる、というヤツです。
あ、写真の順番を間違えてしまいました。コットンにのせる前に、ティッシュの上で、水切りしながら、ほぼ形が整うまで柔軟体操です。
標本の形に、それほどルールはないのですが、上から見た時に、あまり隠れて見えない場所を作らない事、逆にあまり広げ過ぎて場所を取らない事、ぐらいで、左右対称の方が、カッコいいよね~、程度で、あとは自由!
こんな可愛いタッグでいいので、採集場所、日付、取った人の名前、他に気になったことも、書いて、ケースの上から貼っておけば、とりあえずOKでしょう。
道具を揃える、とこまででしたね~。
でわ、実践編ですね!
まずは、虫さんのご遺体を、やわらかくしないといけません。
容器に水を汲んで、ポチャっとつけてしまいましょう。まだ完全には漬かりませんね。
そこで、表面張力を消しつつ、防腐効果を狙って、初挑戦の柔軟剤を注入。なんか、溶けないですね〜。ミスチョイスかも。ま、ぐるぐるーっとかき混ぜて、ごまかしましょう。
ちなみに、チョイ前の主流は、漂白剤の"手間なしブラ◯ト"だったので、皆さんはそれを、本ちょびっとですよ!入れていただければ、ゾウカブトクラスの巨大昆虫でも、その日の内にやわらかくなります。多分…。というのも、それ、効果が強過ぎて、"あ、忘れてた"とかなると、"手間なし"どころか、"手もなし(脚もなし)"の、バラバラ死体になるんですよ。ゾウカブトさんも、めっちゃピース数多い立体パズルになってしまい、心が折れた苦い過去が蘇ります。ので、使うなら、その日の内に引き上げるのをお忘れなく〜。
ん?まだ完全には浸かっていない。触角硬いと、折れてしまうやないですか!仕方ないので重し重し…
あ、いいところに産卵促進用ハイカロリーゼリーがありますね。これで強制的に沈んでもらいましょう。
ついでに…
お、これは、日本産スズメバチコンプリート(16種、外来種除く)記念になった、ヒメスズメバチではないですか!まあ、標本は全て前職場に置いて来たので、無いんですけどね。
いやー、思えば14種まで町内で採れる、ワイルドライフないいところに住んでたなー。
ちなみに、ヒメスズメバチは、アシナガバチ食いで、内地では普通種。
他にも、標本にしたい物を放り込んで放置!いや、ホントは、やわらかくなったかどうか、時々チェック!してくださいね~。
チェックポイントは、ここ!
前脚基節!この種類だと、丸いボールジョイントみたいになって、半分以上、体に埋まってます。ここがクリクリと前方に回るようなら、OK!硬いな、と感じたら、もう一度軟化液(上で作ったもの)に戻しましょう。
何事も、柔軟体操は必要です。特に前脚、ちゃんと前に伸ばせますか?バネの様に元の位置に戻ってしまう様なら、軟化液に戻しましょう。せいては事を仕損じる、というヤツです。
あ、写真の順番を間違えてしまいました。コットンにのせる前に、ティッシュの上で、水切りしながら、ほぼ形が整うまで柔軟体操です。
標本の形に、それほどルールはないのですが、上から見た時に、あまり隠れて見えない場所を作らない事、逆にあまり広げ過ぎて場所を取らない事、ぐらいで、左右対称の方が、カッコいいよね~、程度で、あとは自由!
コットンの糸にうまく引っ掛けるイメージ(あまり絡めると、外す時に爪が取れたりして、心が折れます)で、まずは体幹を整える!胴体(鞘翅に被われている、中・後胸及び腹部の複合体)、首(前胸)、頭、と順にコットンの中心にまっすぐ整えましょう。脚や触角を整えていると、体幹がズレる事があるので、都度修正しましょう。
まあ、整えたら、ケースにインしましょう。このケース、イマイチかもです。フタを閉じる時に、ナナメにロールしながらしまって来るので、どうしても形が崩れてしまいます。閉じながら、隙間からピンセットを突っ込んで、整えなおす、という離れ技が必要になります。
ポピュラーなのは、"イクラ箱"という、そのままズバリ、イクラを平たく、沢山入っている様に見せる、透明のケースです。弁当箱の様に、平たくフタの開閉が出来て、たくさん重ねておけるスグレモノです。
ただ、本来は紙を折って包む、タトウというものですので、プラケースの場合、湿気を逃がす機能が足りません。パチっと閉まらずゆるゆるのケースで、代わりに正◯丸などを周りに転がすなり、ケースに入れるなりして、防腐処理をしましょう。コナチャタテなどの食害も防げるのかな?気になれば切らずに使える防虫剤なんかも、必要かもです。
いずれにせよ、よく乾いたクーラーかけっぱなしの部屋に置いて、様子をチョイチョイ(あ、河内音頭の走るやつじゃないですよ)確認しましょう。
あ、最後に、ラベル。これがないと、標本にはなりません。誰かに見てもらって調べてもらう必要ない、ただの飾り、だというならいいです。しかし、新種や初記録やったらどうします?ラベルないというだけで無効になったら嫌でしょう?なので、えい!
こんな可愛いタッグでいいので、採集場所、日付、取った人の名前、他に気になったことも、書いて、ケースの上から貼っておけば、とりあえずOKでしょう。
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