久しぶりの総義歯（そういれば）の患者さん

本日は先月に上下総入れ歯を作製した患者さんが
チェックでいらした。
この時代に義歯ですか？と思われる方もいるかもしれませんが
治療としましては
大成功！であります。

もともと弟さんが長年来院されておられ、
メンテナンス中に相談されたのが始まりでした。

「先生私の姉が入れ歯があちこち動いちゃって
しょうがないって悩んでるんですよ。僕のは
ぜんぜん大丈夫だから、
行っといでと言っておきましたから
よろしくお願いします。」

初めのうちは場所が分からないということで
弟さんが付き添いで来院されていらっしゃいました。
（ご存知のとおり駅前30秒の立地なのですが）
当初は診療時、少々渋い表情でしたが
（無理もございません、私はおそらくご子息より若いのではないでしょうか）
今日は終始お礼を言われまして
誠に恐縮です。

「先生、まず口が上品になったと言われるんです。」

「そして、せんべいを食べたときのおいしさと言ったら
もう・・・・・」

「ほんとにありがとうございました。」

「人生が変わるとはこういうことなのですね。
ずっと胃が痛くて内科の先生からお薬をいただいていましたが
今はいらないんですよ。」

「もうほんとにありがとうございました！」

ここまで言っていただいて、
この診療室にいるスタッフ一同
大感激でした。

義歯でもじゅうぶんなケースもありますよ、
ということですね。