日本国民の歯科事情

予防歯科とか審美歯科という言葉は説明が要らないぐらいの
認知度だ。

このことは日本国民の生活レベルが大きく向上して
きたことに関わっている。

以前にもお話しておりますが、
私の父は、数十年前朝から晩まで
歯科治療をしていたといっていました。

朝早くに患者さんに起こされるそうです。
診察の順番を取りに来院されるそうで、

「先生おはよう。よろしくお願いします。」と。

そして治療を開始してからほとんど休み無く
夜遅くまで治療をしていたそうです。
（2、3日前に日経新聞にのっていましたが、
小児科の先生の実情がこんな感じのようです。）

そして厚生省がこれではいけないと歯科医師を
増やしたのです。（小児の先生は増えるのでしょうか）
国民は歯科医院がなかったり
いっぱいだったりして歯科治療が受けられないことが
なくなったのです。

簡単にいってしまえば、
歯が痛くて泣いている人が昔はそこらじゅうにいたが
今ではそういう人は少なくなり、もっと歯をもたせよう、
どうせならおいしく食べたい、きれいな歯になりたいと
欲求がランクアップしてきたのです。

昔は歯の無いおじさんがたくさんいたようなことを
子供ごころになんとなーく覚えております。

問題なのがはたしてどれだけの人が
自分の歯を生涯もたせることができるでしょう？

８０２０運動というものもございますが、
『言うは易し』であります。

どうもキシリトールで虫歯がなおるとか
いい歯磨き粉で歯周病がなくなるとか
誤解されてる方も多くいらっしゃいます。（CMはあくまでCMですからね。）

歯科医院側が正しい知識を
もっと情報提供していかねばならないでしょう。

せっかく審美治療、矯正治療されるなら持続させましょうよ。