from 河合
先週の木曜日は久々にお休みがありました。
福岡の通販会社の社長さんが上京すると言うので、
新宿にランチにいってきました。
若干待ちましたが、 おいしい中華が食べれました。 1時からにしたのでお客さんは 少なくなっていきラッキーでした。 私は野菜をとらないと
病気になると思い込んでるのですが、
ここのランチセットにはサラダーバーが すごくうれしかったです。
社長は今趣味に夢中でいろいろなたくさんの話をしてくれました。
ひじょうに多趣味で面白い人です。
人生を楽しんでいるなと非常に参考になりました。
ひと段落して仕事の話になりました。 社長は通販でこじんまりとやっているので
安定しているそうです。
わたしの話になりました。
『河合さんのところは池袋だからいろいろ歯科医院もたくさんあるから
大変でしょう。何時までやってるの？インプラントやってるの？』
だいたい、こういう話になります。。
私『１０−２０ １０−１９ １０−１８です。』
『そうなんだ。福岡にね、すごく流行ってるところがあるよ。
年中無休でね、
すごくやすく最近はやりのインプラントだっけ安くやってて
東京からもくるらしいよ。
一気に短期間で治してくれるんだって！』
『安近短』
私がむかし歯科医院を継承したときに
一度経営の話を聞いたことが有るのが、
これ、『安近短』
人はこれに本能的に反応するから
これをやってるところが流行るんだよ、というお話。
社長『河合さんのところはどんな風にやってるんだっけ？』
私『うちはですね。１回の診療が最低１時間かかりますよ。
保険外の治療がメインでして、
それにね、治療の期間は３ヶ月から１年くらいが平均ですよ。』
社長 → あんぐり『それって。。。ひと来るの？』
社長にはアドバイスの真逆に聞こえてしまったようでした。。。
おかげさまで、メンテナンスの予約はずーーーと埋まってますし、
夜間、土曜日はすんなりとは予約がとれない状況でご迷惑をおかけしています。』
エ？私『そうなんですよ。みなさんだいたい歯の治療は厄介だから
さっさと終わらせてとおもうんですよね。。。
でも それで 何回治療したんですかね？
もう再発してません？虫歯できなくなったよって。
となると、
それってほんとに安くて、お金がかかってないでしょうか？
社長 『は はぁ』
インプラントがいい例なんですよね。
インプラントっていうと、どう安く安全にやるかって考えるけど、
それは大事だけど、一番大事なのはそもそも
そのインプラントする原因がなんなのか？
これがそのまま原因として残ってれば、
また別の歯をインプラントしないと
いけないですよね？
それって本当はお金も時間も倍かかりませんか？
一般的な価格より３割安くても
二回やれば追い抜いちゃいますよね、、、
気持ち的に落ち込む分を考えると
さらに倍のように。。。
恐ろしくないですか。』
社長 『なるほど。。。』
そうなんです。ひとはそれぞれ判断基準を個人の価値観として持っています。
その判断基準が、自分がほんとにほしいものと一致しているのか
考える必要があるのです。
だいたいのひとが気づいていないので、安近短と勘違いしてしまうんですね。 詰め物がとれて、ちょっとつけてほしいなら私たちの診療は
面倒でしょうね。
しかしほとんどの人は歯は大切にしたい、末永く使っていきたいと
考えている訳です。
しかしそれが達成できていないのが現状です、、、
そういった人たちに その人が気づいていない価値観を
示せてあげるようになることが、
医療人にはとってもたいせつなことだと考えるわけですね。
と、いつものように熱く歯科談義熱く語ってしまった次第です。 実はうちもホントののところでは安近短なんですけどもね。 あなたの価値観はどんなものなのでしょう？？
自分の歯の10年後を考えてみるのもいいかもしれませんね。
繰り返しの歯科治療からの卒業は 池袋同仁歯科クリニック
