散髪屋さん

日曜日にぶらぶらと街を歩いていて
急に髪の毛を切りたくなり目の前にあった、
散髪屋さんへはいりました。
『いらっしゃいませ～
どうしますか～？』と初老の方が担当となりました。
スタッフは5人ぐらいいらっしゃいました。

【切って下さい。】

『あいよー』って感じで始まりました。

『お客さん、ラッキーだよ。さっきまで表に10人ぐらい
並んでたんだからー。うちはこんでこんですんごいんだから。
俺なんて昼飯たべてないんだから～。』
時間をみると4時をさしておりました。

【あーそうなんですか～。頑張りますねー。】と私。
カリスマ理髪師でもいるのかな。みかけによらないなー。（おっと失礼。）

チョキチョキ手を動かしながら、
『何ー。お客さんうち始めて？そっかー。うちの日曜日なんて
こんでこんで有名なんだよー。朝なんて15人ぐらい待ってんだから。
すんごいんだから。』

【じゃあ、今度からは平日がいいですねー。】と私。

『お客さん平日なら昼間ね。夜もおんなじだよ。
すんごいんだから。アーいらっしゃいませ。
ほらまた混んできた。これからまた、すんごいんだから。
お客さんほんとラッキーだよ。』

【僕はついてるんですね。じゃあ、今日のダービー（1年に1度の競馬の祭典です。）も当たってるかな。】

『そうだね。あ、お客さん顔そりしていいですかぁ。』


【お願いします。】

ジョリジョリ
うーん痛いっ
なんじゃこりゃー。

【すいません。ちょっといたいん・・・・】

『はい、いらっしゃいませー。ほらまたこんできたよ。
もう僕はこの道40年だよ。日曜は特にこむの。ほんと
すごいんだから。』
人のはなし全くきいてませんでした。・・

そんななか私は【あ、４０ねんですか～。頑張りますね～。
ぜんぜんみえないですよ～】・・・・・・


『はーい。お客さん毛流しますね～。』
まったく、、おじさんのペースです・・・

シャンプーがはじまりましたが
なんかの調味料みたいにどばっとシャンプーぶっかけ、
ごしごしーと洗ってまるで汚れのひどい洋服みたいな扱い・・・


うわぁー。すんごいとこにきてしまったな。
きづくの遅すぎでした。

『かわかしまーす。』

ほんと乾かすだけでして・・・

とりあえず、無事！終わりました。


『はい、お会計○○円』

え！？

超激安のお店でした。

なるほどーすべてわかりました。
かみそりは研ぐ時間が無いのでしょう・・・
お客は数が勝負で気になって気になってしょうがない！
今のお客より次のお客。

でも確かに混んでる気がしました。

イー勉強になりました。


追伸。かみそり負けした皮膚のひりひりがやっと治ってきました。