治療の繰り返しから卒業。池袋同仁歯科スタッフブログ

実は生涯歯を残すことができる。一本の歯でなく、トータルでみて総合治療。歯の情報近況など発信中。

歯の神経を守るとは

2005-04-20 | 考え
根の治療が大事だということを先日ここに書きました。
根の治療をしないように神経の保存をすることは再三ホームページでも
言ってるとおりもっと大事なんです。

そうしたら同業の方からそこまで神経にこだわり保存するっていうことは
【虫歯がずいぶん進行してる場合でもそうするの】って
質問を受けました!

これは大事だなと思ったので、お応えしときます。

基本的に感染が進行して歯が痛くてしょうがない場合は
もう歯髄(歯の神経)が炎症を起こしてしまっており
もとどおりには治らないので神経を取り除く処置をします。
これで痛みが無くなり患者さんはホッとするわけで
この場合はこれでいいわけですね。!
ただ、ここにいく直前のところが今回のキーポイントなわけです

レントゲンなどで確認したとき
虫歯がすごーく進行していても、
神経が生きてて急性の症状(ジンジン眠れないほど痛いなど
がなければ神経保存のチャンスです。

そういう歯をみると《よっし、神経を救いましょう。》と思いますね。
進行してても残すんです。
治療は簡単にいえば
ギリギリまで虫歯とって薬をぬっておいて
しばらく期間をおきます。
そしてもう一度虫歯処置をするんです。

この方法で私はずいぶん神経を残していますよ。

スタッフは神経をとる治療の少なさに
驚いています。フツー歯医者さんだと
神経治療ばっかりですからね。

この治療は患者さんにとってすぐ分かる結果ではないのですが
数十年すると明らかに差が出ますね。
根の病気が始まったり、根が割れたりすることはないのですから、
歯の寿命がのびるわけです。ぴんぴんしてる歯がたくさんあるわけです。

その時『あーよかった、いい歯がたくさんあって!ご飯は何でも美味しいな』
と思うんです。大事ですよね~。
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