定本・雪と足と:たいまつ16年 むの たけじ著

2011-08-28 13:09:08 | 本:ことば
先日25日のBS放送で、むの たけじ氏がNHK有働アナウンサーを相手に、96歳のジャーナリストとして熱弁を奮っていた。この日私の本棚から取り出した2冊は、いずれも1970年、昭和45年2月発行のものでした。

(左)定本 雪と足と 三省堂 B6 257頁 定価500円
    他に「詞集 たいまつ」 (三省堂新書)
・・・時代の風雪に耐え抜き、秋田の農民とともに生き抜いて、自己自身の足で立ち、あゆみつづけてきた真正の思想家・むの たけじの真実を語った自伝的エッセイ集。

(右)たいまつ16年 理論社 B6 462頁 定価800円
 発行した理論社・小宮山 量平氏は
「戦後日本のいちばん大切な本」
と題して
・・・およそ言論・出版の仕事にたずさわるものの目から見て、これほど貴重な労作は、めったにあるものではありません。「たいまつ」を守り続けたひとすじの歩みへの敬意もさることながら、それぞれの分野の読者が、この著者の如く生きることを考えることが、日本の現状にどれほど大きな支えとなることでしょうか。本書の原出版社が絶版を決意されたとき、お許しを得て、ここに改訂・定本版を刊行し、著者をたたえたいと思います。

 これらの本を手にした昭和45年といえば、
44年4月入社した北海タイムス札幌本社から、この年45年7月に苫小牧支社へ転勤した地方記者1年生だ。転勤しても、引越ししても、ずうーっと傍らにある大事な本です。

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