最近、9.11と米国愛国者法について考えてしまう。
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件後、
人びとの衝撃と恐怖と不安に根ざして、
たった45日
で米国内外のテロリズムと戦うため、ということで、
さまざまな権限が拡張された
「米国愛国者法」が成立したが、
本当に戦った相手は、米国内外のテロリズムなのであろうか?
テロそのものやテロの光景も、そんなテロが現実に起きたこと怖ろしいが
(→当時、私は幼いながらもテレビからの現実とは思えない映像に恐怖をおぼえた記憶がある)、
最も力を持つ国のひとつである米国が、
皆がショックを受けている間に、
皆が思考停止状態から覚め、
皆で議論をする、
という間もなく、
変容していったことが怖ろしかった。
ショックドクトリン的に
国連決議なしに、
アフガニスタンやイラクに軍事侵攻し、
国内監視がすぐに合法化され、
どんどん銃器の売り上げが上昇していったことが怖ろしかった。
(→さらに怖い映像がテレビから垂れ流され続けるような事態になる)
さらに、
疑問を呈する言論に対しては、
憲法学の大学教授の解雇や、
キャスターの降板、
市民活動家たちの逮捕に、
人気ブロガーの記事がネット上からすべて消えるということ
が、
最も力のある国のひとつある米国のなかで行われたことは衝撃でしかない。
前回の+αにもなるが、
私は、できるだけ、
「断定できなくても(断罪できなくても)、『違う/正しい』と思ったこと」
を描いてゆきたい。
また、マイナンバーカードの回でも描いたのであるが、
「デジタル敗戦」
などいうことばでコロナ禍を思い出させ、マイナンバーカードのごたごたを治めよう、という考え方も実に、ショック・ドクトリン的である。
さらに、最近のジャニーズ事務所に対しての
経済同友会、サントリーの長の発言にも、
怖いものを感じる。
トップの品格というものは、
いつでもどこでもどんなときでも、
問われるべきものだと、私は思う。
本当の意味でトップたる、
責任のある言行を
なさっていただきたいものだ。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
今日も頑張りすぎず頑張りたいですね。
では、また、次回。
*見出し画像は最近のよく手にしている本の写真などもよく?たまに載せたりしています。
アフガニスタンやイラクに攻め込んだ理由は破壊兵器を見つけだすという大義名分があったようですが、結局見つからなかったようですし、ウクライナの流れも踏まえるとアメリカは戦争すること自体が目的で戦争を始めているように思えます。
コロナ対策もウソばかりだった訳ですし北朝鮮のミサイルも多分ウソでしょうね。
コメントありがとうございます。
アメリカ同時多発テロ事件には、さまざまな説がありますよね。
ただ、そのとき、目の前のことを淡々となしえた人たちにも目を向けたいなあ、と思いました。
「赤いバンダナの青年」とよばれている方をご存知でしょうか?
倒壊してゆくビルから消防士の父親から貰ったバンダナをマスク代わりにしてたくさんの方々の命を救い、日本にいる私のような者も知る存在となった方もいます。
ひとは善いことも悪いことも出来る存在なのですね。