おざわようこの後遺症と伴走する日々のつぶやき-多剤併用大量処方された向精神薬の山から再生しつつあるひとの視座から-

大学時代の難治性うつ病診断から這い上がり、減薬に取り組み、元気になろうとしつつあるひと(硝子の??30代)のつぶやきです

診断インフレがもたらす経済的損失とその先に在る社会的損失が閉ざす未来

2023-09-18 06:18:36 | 日記
診断インフレは

経済的損失をもたらし、
ひいては
社会的損失を
生じさせている

という事実を私たちは認識すべきである、
と私は最近よく思う。

理由は、以下の3つだ。

1つに、
不必要なのに高すぎる薬たちと、
それらを処方するために必要な診察にともなう損失があるから。

さらに
薬の過剰な使用が引き起こす
数多くの合併症の治療がもたらす二次的な損失も加わる。

つまり、
短期的には、
過剰投与・服薬による高額な救急医療や入院

長期的には、
服薬によって引き起こされた内科や精神科の合併症の治療という二次的な損失が在る

ということだ。

二次性肥満、糖尿病、心臓病など枚挙にいとまがない。

そもそも、
不必要なのに投与された
薬の有害な
短期的、長期的影響によって
潰された人生の期間
や早死にするにいたった人びとの
失われた人生は
どれほどの損失になるのか、
見当もつかないであろう。

2つに、
精神科/心療内科の診断
と就業不可能が結びつくと、
そのどちらの数も不自然に増大し、
結果として、労働生産性の低下による損失をもたらすから。

間違った診断名で
その病名たちのレッテルを貼られた人たちは、
治療などのために、
学校や仕事を休むか、やめてしまう
という選択をするケースも多く在る。

人生の大事な期間を
製薬企業などの一部の利益のために生じた診断インフレのせいで
取り返しがつかない
などということに誰もなりたくなどないはずだ。

加えて、
間違った精神疾患のレッテルを貼られた人たちに対する
さらなる不必要な
( ∵ 前提=診断名が間違っているから)
精神保健対策と診察、学校や職場での支援や教育プログラムの追加というサービス財の損失に繋がる。

予算はふつうゼロサムゲームである。

間違った診断を助ければ、
間違っていない、つまり
本当に助けが必要な診断を助けられなくなってしまうことに、

私たちは留意しながら、
診断インフレをみるべきであろう。

3つに、
診断インフレによる
法廷(→前回触れましたが)
や矯正に関連した損失があるから。

刑(とくに死刑などの思い刑罰)の審理の度々に、
ありそうもない精神障がいの有無を巡って、
不毛な論理が延々と繰り返され、
その間、多くが費やされる。

適切な理由もないままに、
犯人たちを精神科病院で診つづけることも、ナンセンスではないだろうか。

前回から繰り返すようだが、
精神医学と司法を
適切な意味や理由なく混在させることを
減らすに超したことなどないのである。

本当に、
診断インフレは

逸失利益どころか

経済的損失ひいては社会的損失
をもたらす。

ここまで、読んでくださり、ありがとうございます。
長文になりそうなので、続きは次回にします。
今日も頑張りすぎず、頑張りたいですね。
では、また、次回。






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1 コメント

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Unknown (gai6969)
2023-09-18 08:26:42
おっしゃる通りですね。日本は医学というか薬への信仰が強すぎますね。インフルエンザのワクチン打ってから、かえって体調崩してしまったなんて話も聞きます。

まずは食事と睡眠ですね。
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