僕がdiyで使う工具は大工だった祖父の工具と新しく買った動具があります。
祖父の工具は40年くらい前のもんですが、まだまだ使えます。
3周くらい回ってレトロでイカした見た目なんじゃないかと思います。
古い動具は最近の物と違ってやたらと鉄の部分が多いのでいい感じの寂び感がでます。
握るとこの塗装が剥げてたりするのが味に感じます。
またそれが今は亡きじいさんの跡やと思うと感慨深いものがあります。
ヤフオクなんかで二束三文で売られてるようなガラクタたちですが、なにか特別なものに感じます。
ただ、便利で使いやすいかと言うと…
一方、最近の工具は中華製で安くていい物がたくさんあります。
樹脂で軽いし、使い勝手が無茶苦茶、いいです。
そもそも新しいのであまり壊れませんが、安いから壊れてもすぐ買い替えられます。Amazonでポチれば翌日には新品が届きます。
何が言いたいかと申しますとこの思い入れやこだわりと実用性の葛藤が常に付きまとうんですよ。
衣食住遊のあらゆる場面で。
こだわりや趣味趣向と実用性、このバランスが難しい。
趣味趣向に走るとお金、手間、時間を要し、利便性は劣ります。実用性のみを追求すると味気なく感じます。百均のボールペンで必要十分なんですが、たまには良いボールペンも使ってみたい。みたいに。
このバランス感覚はもちろん人それぞれで自分でも明言できるものでもないと思うんです。
一人の人間のなかでも状況や気分で変わるものでもあると思います。知っている人は知っているでしょうが、僕は飽きっぽいのでそれこそ、コロコロ変わります。笑
そんなこんなで悩ましいです…