宗教と倫理学の関係を表すと1図の様になると考えられます。
理由としては、宗教の歴史は、1000年~2000年に対し、日本倫理学の歴史は100年~200年である事より、倫理学は多くの経験や考察がされてきた宗教の内側に入ると考えられるからです。
世界のルール(規約基準)が一元化するには、まだまだ長い時間がかかると考えられます。最終目標は哲学(宇宙観)まで広がることが望まれます。現在の国際的規約は、2図の様な形になっていると思われます。
宗教戦争が物語る様に国の違い、生活様式の違い、歴史の違いなどにより合意範囲を広くするには長い年月(歴史)が掛かるものと考えます。
考え方の違いで世界規約・基準が合致しない問題
・核問題:核爆弾の開発製造、原子力発電の推進、核のゴミ問題等
・ゲノム(DNA)研究・開発問題:人体への適応、動植物への適応
・インターネットと通信ルール:デジタル課税、特許・商標・著作権問題etc
・地球温暖化対策問題
・海洋資源問題:漁業、プラスチックごみ問題、
・地球資源問題:石油、天然ガス、森林問題
・新自由主義社会問題:(国、企業)個人の貧富差拡大に伴う公平、公正、平等の概念崩壊
・移民問題・・・等
欠して共産主義への転換を求めるものでは有りません。
(ここでブレイク)欧米人と東洋人の違いについて
・絵画を描いたり写真を撮る時、欧米人は人(自分)を中心に撮るようです。それに対して東洋人は、被写体全体の中の自分を考えて撮るようです。最近の若い人はどうでしょうか?
・私も欧米向けカラーテレビの開発をしてきましたが、当然人間工学を考えたカラー描写を考えてきました。例えば、目の色が違う欧米人に対する色再現性についてです。目の色が黒い日本人が標準カラー設定をして出荷しますから心配される所です。なぜならば目の色の違う欧米人は、目の色に相当するサングラスをかけているのと同じだからです。従ってカラーテレビのバラつき補正を兼ねた色相補正(TINT)ボリュームを付けていました。
(1図)
(2図)
宗教と倫理・道徳の社会
倫理・道徳の社会には、罪と罰の関係が存在しますのでルール制定は難しものがあります。
国や宗教により判断基準が異なります。⇒国際規約基準制定の難しさ。
また今あるルールが絶対ではありません。時代と共に進化しますし、
改革、改善、場合によっては革命が必要な場合も起き得ます。
★技術(発明・発見)の後からルールがついて行く社会
(例)核問題、インターネット問題、ゲノム編集問題、等
経済の豊かさを目指す余り地球(世界)を壊す行動は許されない!
【新自由主義経済の改革】
(まとめ)倫理教育の重要性
・企業倫理:各種製造業、医療機関、研究所、etc
・技術者倫理:大学教育、企業教育、etc
・国家倫理:国・地方の政治、政府、各官庁、自衛隊etc
・世界倫理:国連
・宗教とは⇒自然(地球・宇宙)の中に於ける人間の生き方
・倫理学とは⇒社会の中に於ける人間の生き方
以上、箕浦的解釈です。FIN