【ヒントの館】富士経営戦略研究所   

ものの品質は人の品質!
研究開発のヒント!
経営のヒント!
生き方のヒント!
Web3を目指す令和の寺子屋

世界の特許調査について

2019年03月22日 | 研究開発と経営戦略

Nobuo Minouraの出願特許の現状を調査してみました。

①国内特許:国内特許のData Baseは1971年以降でありそれ以前の物を検索抽出は出来ませんでした。

1971年より前の物を調査するには、国会図書館の公開広報を直接見る他ないと思われます。

②海外特許は、LENS(オーストラリア)の特許検索が簡便でほぼ全世界のDataを見つける事が出来ます。

ただ権利取得のものとそうでないものが混じっていますので注意が必要です。

Nobuo Minouraの特許の分析は後日行います。

尚、米国の権利取得特許は、JASTIAのData  Baseが使いやすいです。

Nobuoの特許は、シャープ3件、富士フィルム4件、キヤノン23件でした。

これらは、企業が売れる特許と判断したものです。

又、共同出願が多いのは、単独出願にすると出願経費や維持経費が膨大になるのを抑える為と、(AND請求の場合)権利取得範囲が狭くなるため特許の権利化が容易になる為です。

最も権利の幅の広い特許(基本特許)の権利化が出来れば多額の特許収入が期待できます。

 

特許検索⇒ LEN・ORG   FPO  J-platpat  Google  JASTIA

 

◆企業別出願数(LENS・ORG分析)

 

  


【1年振りに特許庁で特許検索をしてみました】

2019年03月16日 | 研究開発と経営戦略

昨年に比べかなり検索システムの使用性が良くなっていました。

検索結果の内容は、30%程度しか確認していないので詳しい評価は次回にしたいと思います。

検索結果によれば、国内出願特許(私の)が169件抽出されました。昨年の30件に比べれば格段に良くなっています。また特許明細も見易くなっていました。

検索機能としては、70点。(問題点、改善点は次回報告します)

また検索結果によれば、1971年が最も古い特許ということですので(1968年~)4年分がヒットしていません。残念!

更に、ヒット件数(国内特許)が169件は少ないです。抜けているのが何かは今後調べたいと思います。

ところで、35年前にテレビ用液晶開発の為に先行特許を調べた事を思い出します。

米国のRCA社(白黒&カラーテレビを開発した会社)がカラーテレビ開発時(1950年頃)ブラウン管で行くべきか液晶で行くべきかを研究していた事が、出願特許の内容から分かりびっくりしたことです。特許調査をしている私より25年も前に出願していたわけです。

しかし、カラーテレビもブラウン管の方がカラー発光特性が良いと言うことでブラウン管になりましたが、余りにも早い研究開発に唖然とした事を思い出します。

そんなカラーテレビの先生RCA社も、1980年頃に私は(技術で)追い抜いたと思っています。

ちなみにカラー液晶規格は、1990年頃日本電子機械工業会(EIAJ)で検討を始め、世界規格に提案しました。第1回国際会議は、日本だったと記憶します。

 

 工業所有権情報:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopSearchPage.action

 


【我が特許の日】

2018年11月12日 | 研究開発と経営戦略

 今日11月12日は我が特許記念日です。(Patents by Inventor Nobuo Minoura

今年は、Google社の特許サイトを発見し米国特許の整理がかなり進みました。

又、大きな問題の発見と裏付けが取れたことも成果です。

5月の中間報告で申し上げました様に、シャープ問題は放置できないかも知れません。

当然個人的には怒っています。

それは、シャープ在職(約20年)の成果でもある150件余りの技術論文・特許を

私の退社後 特許庁・学会・工業会・出版社などに廃棄(消却)処分させた事です。

当時の社長 辻晴夫氏を絶対許せないと言うことです。

技術者の汗の結晶、技術遺産をなんと心得ているのか!

(関係資料)

https://blog.goo.ne.jp/yokohama753mn/e/6a86e1a2a8dde4b3ad024a81182d401b

https://yokohama753.at.webry.info/201805/article_10.html 

 (関連資料) 

https://blog.goo.ne.jp/yokohama753mn/e/f4feb16753262068debdd4688908576c

https://ameblo.jp/yokohama753mnx/entry-12405115002.html

https://yokohama753.at.webry.info/201807/article_2.html

https://blog.goo.ne.jp/yokohama753mn/e/036908248de6e1763d85aa969d52264f

https://ameblo.jp/yokohama753mnx/entry-12391980601.html

(所属企業&年代別出願比較表)

Google Patentより

Patents by Inventor Nobuo Minoura


出願済み特許の調査と整理

2018年07月31日 | 研究開発と経営戦略

Patents by Inventor Nobuo Minoura

(特許調査サイト)

★Google Patents:

https://patents.google.com/?inventor=Nobuo+Minoura&scholar&oq=Nobuo+Minoura


★JASTIA Patents:

https://patents.justia.com/inventor/nobuo-minoura

(主な特許)

★Image display system(Fujifilm )

https://patents.google.com/patent/US4991121A/en?inventor=Nobuo+Minoura&scholar&oq=Nobuo+Minoura&page=2

https://patentimages.storage.googleapis.com/74/c7/8e/59b8351029fbef/US4991121.pdf

★Automatic pre-programming system for TV receivers(Sharp )

https://patents.google.com/patent/US4236182/un 

https://patentimages.storage.googleapis.com/7b/1c/e5/7253f23226bba8/US4236182.pdf

★CONSTANT-VOLTAGE POWER SUPPLY(Sharp )

https://patentimages.storage.googleapis.com/92/14/e9/cbfc22444cdfa8/US3970780.pdf

★光ディスクのデータマルチ再生装置(日本システムウエア) https://astamuse.com/ja/published/JP/No/1998003692

ホールコンピュータ,マネージメント装置(日本システムウエア)https://astamuse.com/ja/published/JP/No/1998005414

★画像表示装置(キヤノン)

https://patents.justia.com/patent/5483299


(まとめ)

Google PatentsよりUS特許157件、アスタミューゼより国内特許29件が抽出されました。

総出願数250件より少ないのは、国内特許でSHARPより出願した単独出願のもの約100件が、登録削除されたと考えられます。(Google Patentsの問題では有りません)

尚 ヨーロッパ出願(主に英国、ドイツ、フランス)のものは調査を完了しておりません。又、特許庁の検索は GooglePatents検索より使用性に劣るので、本投稿では使用しておりません。

(年代別出願比較表)

 

(特許関連投稿)

研究開発の思い出

日本で初めてカラーテレビ技術で特許収入を得たUS Patents

懐かしい富士フィルム時代の特許を見つけました

「Google Patents」検索は素晴らしい


またまた懐かしい米国特許を見つけました


懐かしい特許を見つけました!

 




(懐かしい富士フィルム時代の特許を見つけました)

2018年07月29日 | 研究開発と経営戦略

マルチビジョンシステム

Image display system (US Patents US4991121A)

Inventors: Nobuo Minoura; Satoshi Iwamatsu; Katsuo Nakadai, all of Tokyo, Japan

Assignee:Fuji Photo Film Co., Ltd., Kanagawa, Japan
Date of Patent: Feb. 5, 1991

ABSTRACT
An image display system in which a plurality of magnetic recording/reproducing apparatus can be controlled via interfaces by a computer. The computer is adapted to output specification data for specifying one or more magnetic recording/reproducing apparatus to be controlled as well as control data including at least data on the shift of one or more magnetic recording/re producing heads of the magnetic recording/reproducing apparatus to be specified. Each interface decodes the data input from the computer and transmits a given piece of control data to the magnetic recording/reproducing apparatus specified. The specified magnetic recording/reproducing apparatus shifts the magnetic head in the radial direction of a rotating magnetic recording medium in accordance with the data on the shift of the magnetic recording/re producing head applied through the above interface,and records signals into an arbitrary track or reproduces signals from an arbitrary track. 


https://patents.google.com/patent/US4991121A/en?inventor=Nobuo+Minoura&scholar&oq=Nobuo+Minoura&page=2

https://patentimages.storage.googleapis.com/74/c7/8e/59b8351029fbef/US4991121.pdf

Image display system

 


(またまた懐かしい米国特許を見つけました)

2018年07月29日 | 研究開発と経営戦略

Google検索していましたら、またまた懐かしい特許を見つけました。
30年近く前のプロジェクションTV技術で、キヤノンの研究所勤務をしていた頃のものです。USPTO社が私の特許をまとめておられ助かりました。
全部で20件ほど有ります。
本当に有難う御座いました。良い記念になります。

Nobuo Minoura Inventions, Patents and Patent Applications
United States Patent and Trademark Office (USPTO).
https://patents.justia.com/inventor/nobuo-minoura

Patents by Inventor Nobuo Minoura
https://patents.justia.com/inventor/nobuo-minoura


日本で初めてカラーテレビ技術で特許収入を得たUS Patents

2018年07月28日 | 研究開発と経営戦略

これは、47年前に日本で出願した「カラーテレビ用特殊スイッチングレギュレーター」特許です。
当該特許でシャープは多額な利益を得ました。私も社内規定通り1%の特許報奨金を貰えていたらとても幸せなサラリーマン生活が送れたのですが...
又、本特許は、カラーテレビ技術で海外から日本で初めて特許収入を得たことから、EIAJ(日本電子機械工業会)でも話題になりました。

特許内容に就いては、下記を御覧下さい。尚、当該特許に関しては、別途回顧録を書きたいと考えています。


United States Patent By Minoura
CONSTANT-VOLTAGE POWER SUPPLY

Inventor: Nobuo Minoura, Ootawara, Japan
Assignee: Sharp Kabushiki Kaisha, Osaka, Japan 
Filed: Sept. 28, 1973
Appl. No.: 401,847 

ABSTRACT
In a power supply circuit useful for a horizontal deflection circuit in a television receiver, there is provided a voltage-controlled semiconductor element, for example, such as silicon controlled rectifier, in order to stabilize effectively the output power voltage. The silicon controlled rectifier is switched between its OFF and ON states in response to two kinds of pulses: fly back pulses occurring within the television receiver and newly produced control pulses having relative phases with respect to the phase of the flyback pulses which relative phases differ depending upon variations in the input power voltage. Current flow through the silicon controlled rectifier charges a capacitor connected thereto which in turn provides the stabilized output voltage to the horizontal deflection circuit.
6 Claims, 5 Drawing Figures 
https://patentimages.storage.googleapis.com/92/14/e9/cbfc22444cdfa8/US3970780.pdf


懐かしい特許を見つけました!

2018年07月27日 | 研究開発と経営戦略

約40年前に申請した、全自動ディジタルチュニングシステムの US特許をGoogleで発見しました。
懐かしく当時を思い出します。
当時は、アナログカラーテレビの時代でしたが、デジタルで自動的に全チャンネルをサーチしてチャンネルを設定するものです。当然チャンネル切り替えは、リモコンのみとなりメカニカルなガチャガチャ切り替えは無くなりました。
現在では、テレビだけでなく FM/AMラジオでも広く採用されています。
新製品のカラーテレビに”ミスターX”の愛称をつけ発売した記憶があります。
US特許の詳細は、下記をご覧ください。
http://www.google.com.na/patents/US4236182?hl=ja&cl=un
https://patentimages.storage.googleapis.com/7b/1c/e5/7253f23226bba8/US4236182.pdf


研究開発の思い出

2018年07月26日 | 研究開発と経営戦略

★5年前のFBへの投稿原稿を一部紹介します★

現在Facebookで“若き経営者・起業家を支援し会話する会”を主宰していますが、私の人生経験を生かせる質問や会話が殆ど無く寂しい思いをしています。
私は、シャープ入社後、富士フイルム、キヤノン、日本システムウエア等の会社を歴任しました。30年間は、映像技術を担当し多数の特許を出願しましたが、出願した特許(250件ほど)の多くは、企業防衛特許でもあります。当然攻撃特許も存在し これにより企業は数百億円の利益(当時)を得た事も事実です。発明者への報奨は、発明考案賞や功績賞で1%以下の報償金が与えられる程度です。
最近、通産省では、特許は全て企業の所有とすべきとの方針が出ましたので、今後優秀な人は、早々にサラリーマンを止め 自分の目指す新規事業を起業したほうが人生を謳歌出来ると考えます。一流企業といえど所詮サラリーマンです。
起業に失敗することも有るでしょうが、人生に対する生き甲斐・やりがい・夢は、計り知れない大きなものです。20代の内にベンチャー事業を立ち上げ、悠々自適な人生を選ばれることをお勧めします。
                     2013年8月12日FB投稿

************************
5年前のFBへの投稿原稿を紹介しました。
参考までに1975年頃迄(約45年前)の家電業界の特許報奨金制度を紹介します。

A:特許報奨金は、
特許収入の最大1%とする。(年度ごと)
(東芝、日立、シャープ、他)
B;特許報奨金は、
Max100万円/年(東芝、日立、他)
Max 10万円/年(シャープ)

シャープは、A,Bの規定で、少ない方の金額で抑えられます。
従い私の場合、特許報奨金は年間最大10万円でした。
(大卒初任給と同じ程度?)

シャープでは、Aの規定で報奨金を計算するのが会社始まって以来の事でしたので、Bの10万円規定を超える事を考えていなかった様です。
後に、余りにも少ないので特許部が他社並みに変更すべきと、社内規定を10万円⇒40万円に改定してくれたことを思い出します。
それでもまだ、シャープは報奨金制度基準に於いて一流企業の仲間入りができていません!

特許制度は、まだまだ不十分でしたが 私は会社に不満を持ったことはありません。
なぜなら 私は入社以来好きな研究開発テーマを担当させてもらったからです。
又、それにより数々の特許を出願することも出来ました。
当時の早川社長、佐伯社長(2代目)及び開発部長に感謝します。

関連投稿 (Google Patents検索は素晴らしい)

 


(Google Patents検索)は素晴らしい

2018年07月20日 | 研究開発と経営戦略

Google Patentで特許検索したら、私の国内出願件数(約250件)の約60%の157件を抽出してくれました。 
更に出願時の所属企業、所属年次迄分析されておりびっくりしました。
自分の人生の整理(終活)をしている今、とても助かりました。
又、Google の検索能力の素晴らしさに感嘆しております。
日本の特許庁では30件程度しか抽出出来ませんでしたから!
Google社に感謝します。
尚、250件の国内特許が 特許庁の検索で抽出できない理由は概ね判っています。


(Google Patents検索)