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冬桃ブログ

NHKから賞をいただく

 NHKから「第15回関東甲信越地域放送文化賞』という賞をいただいた。
 その年、地域の文化や産業などに貢献し、NHKにも貢献度のあった人が選
ばれる。私は昨年、開港150周年がらみで横浜の歴史を書いたり喋ったりし
たのが評価されたようだ。NHKにもラジオ・テレビ両方で何回か出演した。
昨年だけではなく、「知るを楽しむ」など以前から横浜がらみでNHKに出て
いたことも評価の対象となった。
 じつを言えば昨年、開港150周年だからと横浜の歴史をまともに取り上げて
くれていたのがNHKだけだったのだ。
 
 横浜の歴史は、多くの人が「知ってるつもり」になってしまう。横浜という
街のイメージが、港、洋館、外国人、元町、中華街、みなとみらい……と、観
光スポット的にすりこまれているせいだろう。
 でも実際の横浜はもっともっとドラマチックでおもしろい。私自身も、ほん
とうにそのおもしろさにはまったのは12、3年前からだろうか。昨年、歴史や地
図に詳しい人、マニアックに街歩きをしている人達と知り合って、ますます興味
が出て来た。なにしろ横浜は関東大震災や横浜大空襲などで資料が多く失われて
いる。いまだに謎が多いのだ。
 さまざま個人的な事情で、横浜を離れたい、離れるしかない、と思うことはし
ょっちゅうだが、あともうちょっと、横浜と関わっていけたら嬉しいな。

 授賞式の後は池袋へ行き、東京芸術劇場小ホールで「おたふく」という詠み
芝居を観る。ここに出演している某役者さんのために、今年、独り芝居を書く
ことになっているので。
 「おたふく」は山本周五郎の原作だし、主役の「おたふく」ことおしずを演
じた土井裕子さんはとてもよかったが、「詠み芝居」という形態に、いまいち
私は馴染むことができない。ちゃんと衣装をつけて、台詞も言って演じるのだ
から、なぜところどころ「語り」にしなければならないのか。その方が展開が
スピーディーで舞台装置にお金もかからないからだろうか。
 舞台事情の厳しさは、過去に何度か脚本や演出をやった私もよくわかってい
るつもりだが、いまひとつ納得できないでいる。

 帰りは池袋から東京駅に出たため、いけないいいけないと思いつつ、「幸福
弁当」を買ってしまった。これ、大好き。でも帰宅したらすでに十一時過ぎ。
こんな時間からたくさん食べると、おなかが苦しくて眠れなくなる。それがわ
かっていながら食べた。なんでこう、「食べる」誘惑に弱いのか……。
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