驚いたことにもう8年たとうとしている。
なぜ驚くかというと、いまだに、自分が
「俳句、やってます」と、堂々名乗れないから。
そんな話が出ると、「俳句? あ、ちょっとだけね。
あ、まだ始めたばかりだけど」なんて言ってごまかす。
なにが「始めたばかり」だ。8年もたつのに。
きっかけは、この方だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/0b/e7562e2a6f98ba0e21a8f988b2e33192.jpg)
弁護士の大澤孝征さん。
その頃、テレビ朝日のモーニングショーで、
コメンテーターとしてご一緒させていただいてた。
ある日、大澤さんが俳句雑誌をたくさん持参して
「僕の俳句が出てるから読んで」と、みんなに
配ってらした。
私もいただいて読んだが、どれが季語やら、どういう意味やら
さっぱりわからなかった。俳句と言えば教科書に出てきた
芭蕉や一茶の、ごく有名な句しか見たことなかったし。
物書きの端くれとして、これはまずいのではないかと思い、
大澤さんの所属しておられる俳句結社に入れていただいた。
それが「春月」だった。
私より年上の方が多く、「若手」とか「若い人が入ってきた」
と言われるのが嬉しかった。
あと2年で還暦という年齢だったのに。
さぼりがちな8年間だったし、いまだに苦手感が抜けないし
主宰には「あなたは、もうちょっと文法から勉強しないとね」と、
間違いの多さを呆れられているが、私としてはここで
良い友人を何人も得られたことがなにより嬉しい。
生涯、落ちこぼれかもしれないが、
とにかく続けてみようと思っている。
このたびは「春月15周年記念パーティー」に出席。
そして光栄にも、戸恒東人主宰に花束を渡す役目を仰せつかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/af/ad9ded03ced36936ed6b764bae84118e.jpg)
主宰は一人一人に、異なる句の色紙をくださった。
私がいただいたのは、これ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/1a/83bee1b318a66154dc9d4d559cc0381c.jpg)
冒頭の写真は、会の余興で得意の篠笛を披露する大澤さんだが
じつは、彼も本を出版されたばかり。
「大澤弁護士の俳句事件簿」
あんな事件やこんな事件の裏側が自作の俳句と共に
紹介されている。抜群におもしろい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/97/cf4b9dce77efbaf5882deb544915a275.jpg)
そしてこちらは、戸恒主宰の最新句集「淅瀝(せきれき)」。
端正にして清冽な句が心にしみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/77/e85560317076c881468e08b7e7327b36.jpg)
よろしければ、あなたも俳句、やりません?
教室は複数、あります。お近くでぜひ!
私は横浜句会です。
「春月」のサイト
http://haiku.moo.jp/