月一回、コラムの連載をして参りました。
ほとんどが横浜に関するあれこれ(県内の
他市、さらに東京へ飛んだことも)を、約一年ごとに
テーマを変え、もう11年半ほども続けて参りました。
「レジェンド・オブ・ヨコハマ」というテーマを
立ち上げたのは2014年の秋。
その際、担当記者さんから言われました。
「はい、いいテーマだと思いますが、いまはもうない
ものばかりなんですよね? すると古い写真を捜して
載せることになりますが、紙面に耐えられるものが
みつかるでしょうか。それがちょっと不安で……」
その時、反射的に口をついてでてきたのがこんな言葉。
「では写真ではなく挿絵にしたらどうでしょう」
「どなたか、描いてくださる画家をご存知ですか?」
「安藤ニキさんにお願いしたいと思います」
というわけで、勝手に決めてしまいました。
ニキさんは新進画家として世に出たばかり。
挿絵の経験などありませんでした。
でも唐突な私の依頼を快く受けてくださったのです。
それからいまに至るまで、7年余り。
計70点余りを描いてくださいました。
原画は美しいカラーです。
でも新聞紙面では諸事情によりモノクロになってしまいます。
残念で申し訳ない気持ちを持ち続けていたのですが
このたび、原画展が開催されることになりました。
ほんとに嬉しい。あの色合いを存分に見ていただける!
というわけでご案内です。
日時 2022年3月24日(木)~4月3日(日)
(月曜は休館)
10時~17時(入場は16時30分まで。
最終日は16時終了)
場所 岩崎ミュージアム
横浜市中区山手町254 みなとみらい線 元町・中華街駅から徒歩5分
℡ 045-623-2111
サイト https://www.iwasaki.ac.jp/museum/index.html
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70点もの新聞挿絵の他に、新作の絵も展示販売されます!
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