お酒の中で、一番好きなのはこれですね。
ぬくめ酒ー温め酒と書きます。
俳句の世界では、熱燗と区別するようです。
温め酒は秋の季語。熱燗は冬の季語。
私はいつだって熱めにあたためてしまうから、
秋でも熱燗です。
えらそうに言ってますが、お酒はいたって弱いです。
アルコールが飛んじゃうくらいに燗をして、一合ちょっきり。
「いやいや、もうちょっといきましょうよ。
いいじゃないですか、たまには酔っぱらったって」
そう言いながら、強引にお銚子を差し出すおじさんが
日本には多いですよね。
自分が飲むのに同席者が飲まないというのは
おもしろくないのかもしれませんが、私はこれがいやです。
お酒がないとつまらないけど、一合以上飲むと
気持ちよく酔っぱらうどころか、頭痛やらだるさやらで
体調不良になってしまいます。
だから差しつ差されつのない、うちでの独り飲みが好き。
大事なのは肴ね。
きょうは、これ。
友達にもらった手作りのいくら。
そのまんま、あったかい御飯にのっけて食べたりしたら
すぐなくなっちゃうから、大根おろしと一緒に。
真ん中の小さいのは、むかご。山芋の子供です。
近くの小学校の柵に、蔓がからんで、枯れて
むかごも落ちてたから、拾って帰り、塩ゆでしました。
五ミリくらいのちっちゃいむかごだけど、ちゃんと芋の味がするのね。
一番奥は、しめじ。
ころんとした、大きいのを最近、売ってます。
半分に切って焼き、「こみかんとうがらし」をふりかけ、
ちょっとお醤油をたらしていただきます。
松茸は買えないけど、これでもなかなかおいしいです。
家飲みは、肴も素朴が似合います。
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