プランターのジャガイモが、土から顔を覗かせていた。
うわあ、やった! でも葉が枯れるまで掘るのはまとう。
そっと土をかけ、我れと我が忍耐力に満足していたある日、
グキッと足首を捻ってしまった。
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うわあ、やった! でも葉が枯れるまで掘るのはまとう。
そっと土をかけ、我れと我が忍耐力に満足していたある日、
グキッと足首を捻ってしまった。
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ただの捻挫だと思っていたのだが、
捻った方の足の甲が、むくんで、カビの生えた食パンみたいな
色になってきたので、三日目に病院へ行った。
そしたら剥離骨折。
生まれて初めての骨折。
この病院の院長先生は、見るからに忙しそうなのだが
今回も、前に腕がおかしくなった時も、レントゲン室へ
一緒に入ってくれた。
ひょいと入ってきて、「なんだ?」と思うまもなく
出て行く。
で、診察室へ行くと、先生と私のレントゲン・ツーショットが
出来上がっている。
「これが僕のね、そんでこっちが、あなたです。
ほら、違うでしょ?」
記念にこのツーショット写真ください、と言いたくなるのを
いやいや、そういう場合じゃないからと、かろうじて抑えた。
うっとうしいギブス生活の始まり。
わたしみたいに筋肉のかけらもない人間は、この歳になって
転んだら、もう寝たきり生活になるはず、と日頃から怖れていたので
(だからって、体を鍛えようとはしないんだけど)、まあこうして
ギブスではあっても一応、動けるのが嬉しい。
食欲もまったく変わらないので、友達が食べものを差し入れ
してくれたのは、ほんとうにありがたかった。
楽しい予定も二、三あったのをキャンセルし、病院、
図書館(これはタクシー)、コンビニくらいの外出で抑え、
読書とベランダ観察の日々。
メダカは元気。
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卵が孵化して小メダカが生まれたのだが、
親メダカと一緒にしておくと、食べられてしまうらしい。
こっちに映したのだが、小さすぎて、メダカだかゴミだか
写真ではわからないよね。
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6月のはじめには新潟へ「石」を拾いに行く。
なんとしても行きたい。
ギブスのままでも行く決意。
海岸で拾い物をするのが、こよなく好きなのだ。
なにせ、「私の耳は海の殻」。
いつも波の音がきこえる。
(ただの耳鳴りかもしれないけど)
右の石はハート型をしてるでしょ?
白い線の入ってる左の石は、なにか
「しかるべき石」に見えるのよね、私には。
(自己満足でいいのだ、こういうものは)
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もちろん貝も拾う。
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シーグラスだって。
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先日、霊能力があるという人から、「あなたの前世はアマだった」
と言われた。
え、尼? そんな禁欲的な前世が? と驚いたのだが
よく聞いてみると「海女」だった。
へえ…。
だから「海の響き」が懐かしくてたまらんのかしらん。
捻った方の足の甲が、むくんで、カビの生えた食パンみたいな
色になってきたので、三日目に病院へ行った。
そしたら剥離骨折。
生まれて初めての骨折。
この病院の院長先生は、見るからに忙しそうなのだが
今回も、前に腕がおかしくなった時も、レントゲン室へ
一緒に入ってくれた。
ひょいと入ってきて、「なんだ?」と思うまもなく
出て行く。
で、診察室へ行くと、先生と私のレントゲン・ツーショットが
出来上がっている。
「これが僕のね、そんでこっちが、あなたです。
ほら、違うでしょ?」
記念にこのツーショット写真ください、と言いたくなるのを
いやいや、そういう場合じゃないからと、かろうじて抑えた。
うっとうしいギブス生活の始まり。
わたしみたいに筋肉のかけらもない人間は、この歳になって
転んだら、もう寝たきり生活になるはず、と日頃から怖れていたので
(だからって、体を鍛えようとはしないんだけど)、まあこうして
ギブスではあっても一応、動けるのが嬉しい。
食欲もまったく変わらないので、友達が食べものを差し入れ
してくれたのは、ほんとうにありがたかった。
楽しい予定も二、三あったのをキャンセルし、病院、
図書館(これはタクシー)、コンビニくらいの外出で抑え、
読書とベランダ観察の日々。
メダカは元気。
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卵が孵化して小メダカが生まれたのだが、
親メダカと一緒にしておくと、食べられてしまうらしい。
こっちに映したのだが、小さすぎて、メダカだかゴミだか
写真ではわからないよね。
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6月のはじめには新潟へ「石」を拾いに行く。
なんとしても行きたい。
ギブスのままでも行く決意。
海岸で拾い物をするのが、こよなく好きなのだ。
なにせ、「私の耳は海の殻」。
いつも波の音がきこえる。
(ただの耳鳴りかもしれないけど)
右の石はハート型をしてるでしょ?
白い線の入ってる左の石は、なにか
「しかるべき石」に見えるのよね、私には。
(自己満足でいいのだ、こういうものは)
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もちろん貝も拾う。
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シーグラスだって。
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先日、霊能力があるという人から、「あなたの前世はアマだった」
と言われた。
え、尼? そんな禁欲的な前世が? と驚いたのだが
よく聞いてみると「海女」だった。
へえ…。
だから「海の響き」が懐かしくてたまらんのかしらん。