ないにこしたことはないのだが、哀しいことにままある。
相当数の目を経て来ているのに、である。
たとえば雑誌か新聞に連載し、文庫本にまでなったものがあるとする。
まず連載の掲載時にゲラというものが出て、著者と編集者と校閲がそれを読んでチェックする。
直しが多い場合など再校ゲラが出て、再びみんなで、間違いがないか見直す。
この連載が単行本になる時もゲラが出る。著者、編集者、校閲が読み直す。
文庫本になる時も、同じ作業をする。
こうして何人もで何遍も見直しているのに、誤字誤植が見つかる。
それも、「なんで誰もこれに気づかなかったか」と驚くような、
わかりやすい間違いなのだ。(人名とか)
というわけで、出たばかりの新刊「横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法」
にも、早々にミスが二つ見つかった。
これは書き下ろしだが、それでも著者の私をはじめとして、何人かが
何回か読んだ。なのに誰も気づかなかった。
とはいえ、これは二つとも私のミスだ。
出足好調で、すでに多くの方が買って下さったからこそ、その方達に
お詫びすると共に、せめてここで訂正させていただく。
その一
ホテルニューグランド、初代総料理長、サリー・ワイルの技術・精神を
引き継ぐ横浜の洋食店として、ふたつの有名洋食店で話を聞かせていただきました。
一軒は野毛の「センター・グリル」。
もう一軒は石川町の「美松」。
その「美松」を「三松」と表記してしまいました。
「うち、すでによく知られてる店ですからね、大丈夫ですよ」
とご主人は言ってくださったのですが、とんでもない間違いです。
謹んでお詫びいたします。
そしてもうひとつ。
「横浜のハッピースポット」を幾つか紹介しています。
そのひとつで、「ある場所に巨大なトランプのカードが1から9まで
並んでいます」ということを書いています。
これ、間違いです。
正しくは1から10までです。うっかりミスですね。
場所はみなとみらいの某所。ぜひご覧になって下さい。
ああ、鍵はなくすし、ミスは見つかるし、今年もあと数日だというのに、
無事に年を越すというのはなかなか難しいものです。
コメント一覧
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冬桃
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Unknown
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