あれよあれよというまに寒くなった。
猫がわざとらしくくっつきあって寒さをアピールするから、炬燵を出した。
ここ数年、秋はほんとうに短い。夏から冬へ直行。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/9f/cc377b86eba68df866986e2bc8ba65ff.jpg)
この短い秋を楽しまねばと、このところ、わりあい出かけている。
遠方から来た友人と、みなとみらいのマークイズへ。
ここの「オービィ横浜」という自然体験館へ行ってみたかったのだ。
大自然の上を自分で飛び回っているかのような映像は、なかなかの
迫力で楽しめた。
オービィ横浜
http://orbiearth.jp/jp/
都筑民家園で講演もさせていただいた。
日本家屋というのは夏向きに造られている。
戸や窓を開けっ放しの大きな古民家は、外が良いお天気
だというのに底冷えがした。
でも、いらしてくださった方々は文句も言わず、とても
あたたかい雰囲気で聴いてくださっていた。感謝!
講演を終えた後は、名付け子姉妹とそのお母さんと落ち合い、
ショッピングセンター内の台湾料理店で食事。
センター北駅の周囲には、おしゃれなショッピングセンターや
マンションが林立している。
歴史博物館ができた頃は、空き地がいっぱいあった。
その頃、書いていた小説の中でここに死体を転がしたっけ。
いまはとても、そんな雰囲気ではない。
翌日は久しぶりに会う友人とランチ。
どこの店にしようかと散々迷い、そうだ、あそこがあるじゃない!
と思い出したのが、小山シェフのストラスブール。
http://www.strasbourg.jp/
例によって、店の目の前に来ているというのに「どこ? どこだっけ?」
と20分もそのあたりをさまよい歩き、友人を待たせるという
超方向音痴ぶりを発揮してしまった。
でも、友人が「ここ、ほんとに素敵ね! おいしいし、雰囲気がいいし」
と、すっかり気に入ってくれたから良かった。
フレンチの苦手な私も、この店の料理ならいただける。
(お喋りと食べるのに夢中で、写真は撮り忘れた)
食後は開港資料館で開催中の「宣教医ヘボン展」へ。
ここは横浜の中でも大好きな場所。
歴史が館内や庭を漂っているようで、心が静かにときめく。
売店に「横浜タイムトリップ・ガイド」を置いてくれてないのが
残念だが……。(歩きながら横浜の歴史がひとめでわかるという、
とってもいい本なのに)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/df/e8f8a4f1f0cdd25de0cf6c08eb211a67.jpg)
そこから中華街へ出て、画家であり写真家である森直実さんの個展へ。
初日だったが、お客さんがいっぱい。
知り合いに何人も会った。
http://naomi-mori.main.jp/gusyou.html
17歳の時に描いたという絵(実物は大きくて迫力あり)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/a2/78dde5c776da1dd1bf7cc4d5e391a4c3.jpg)
森さんはいまもサーカスやクラウンにこだわっている。
この絵の真っ赤なテントは、森さんの心の中に、いまも
張られているのかもしれない。
テントの中に潜むのは、希望、ときめき、恐れ、哀しみ……。
人生のさまざまなシーンで、それらが随時飛び出し、直実少年、
直実青年、直実おじさんの心を駆け巡ったことだろう。
ばったり会った友人の三森ひろみさんと、森さんを挟んで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e8/37b562b39918ba8e8c4069ac3f3e99d6.jpg)
さて、本日は自宅。講演にいらしてくださった方から
京都の佃煮をたくさんいただいた。
スーパーで野菜をあれこれ買い込み、自宅で一人御飯も充分楽しい。
寒いから、熱燗一本つけて……。