冬桃ブログ

野毛の曼陀羅的スポット

 引きこもりは嫌いじゃないのだが、
そろそろご近所以外の景色も観たくなる。
 で、野毛不動尊と呼ばれる成田山延命院へ出かけてみた。
 大晦日とか正月なんか、ここも伊勢山皇大神宮も
たいへんな混みよう。
 その時期に二度ばかり行ったが、根性のない私は
行列を見ただけで二度ともすぐ引き返した。

 そして、梅雨時の平日、コロナ禍の最中という
この日はチャンス。
 本堂にもほとんど人はいなかったが、
私の目的は崖のお稲荷さん。
 細くて急な階段を下りていくと、がらんとした
場所に出る。
 おそらくここが水行堂のあったところではないだろうか。
 大きな井戸もあるし。


 井戸を護る蛙さんたち。


 2014年の台風18号で土砂崩れが起き、
僧がお一人、亡くなられた。
 横浜のど真ん中ではあるが、かなりの崖地だ。
 もちろん災害が起きないよう、注意は払われていただろうが
昨今の場合は「50年に一度」とか「かってないほどの」
と言われる規模。予測不可能だったのだろう。

 で、初めて行ったこの場所は、私好みの小曼陀羅世界。


 子獅子を引き連れた迫力満点の狛犬。


 弁天池の祠には弁天様。


 弁天様とペアのことが多いのが宇賀神。
 お爺さんの顔だけが弁天様の頭の上に
鎮座しておられるケースも多い。
 ここは二頭の蛇がからまった姿で
弁天様の祠に隣接して鎮座。


 崖護りのお稲荷さんも複数。


 

 ミステリアスな曼陀羅風景は気に入ったのだが
 残念なことに何度か蚊に刺された。
 蚊のいない季節にまたゆっくり訪れてみたい。

 夕方より少し早い時間、野毛の町を通ったが
昔は「おっさんの町」だったここは、すっかり
「若者の町」に変わっている。
 若いからコロナなんか気にしないのだろうが
店はこの時間帯から、ほとんどが「密」だった。
 経済効果としては安心できる景色だ。
 でも私は高齢者だから、ここに混ざることはできない。
 さあ、令和二年後半、どんな日々になるのだろう。
 それは神様にもわからないかも。





 
 

コメント一覧

yokohamaneko
ミドリムシさん
 もしかするとディナーのメニューかもしれません。
 宇賀神は食の神様ですから(笑)
ミドリムシ
Yokohamaneko様…神社には、様々な生き物がやって来るのですね。弁天様のへびが、くわえているのは巻き物ですか?常備薬ですか?
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