おはようございます。
アジア太平洋地域で拡大する中国の
影響力に対抗するため、4カ国が軍事
関係を深化させる中、フィリピンは
米国、日本、オーストラリアと合同
海軍演習を実施すると2人の外交筋
がAFP通信に語った。
この演習は、ジョー・バイデン米国
大統領がフィリピン、日本の首脳と
初の三国首脳会談を開催する予定の
数日前に、中国政府がほぼ全面的に
領有権を主張している係争中の
南シナ海で日曜日に開催される。
訓練はまだ正式に発表されて
いないため、外交筋は匿名を
条件に語った。
今週初め、オーストラリアの
軍艦「ワラムンガ」が激戦海域に面する
フィリピンのパラワン島に到着した。
フィリピン軍は今回の訪問は
「パートナー諸国との軍事関係を強化
することが目的」だと述べた。
中国がフィリピンと日本も領有権を
主張している海域や自治領台湾に対する
主張にますます自信を強めており、
地域の緊張はここ1年で激化している。
これに応じて、米国は、条約同盟国で
ある日本やフィリピンを含め、この
地域における同盟関係の強化を目指し
てきた。
バイデン氏が4月11日にホワイト
ハウスで予定しているフィリピン
のフェルディナンド・マルコス
大統領および日本の岸田文雄首相
との首脳会談は、アジア太平洋
パートナーとの一連の会談の最新
のものとなる。
バイデン氏はマルコス氏、岸田氏
とも個別に二国間会談を行う
予定だ。
昨年初めて合同訓練が行われた後、
米国、日本、フィリピンの沿岸警備隊
による合同パトロールはサミット中に
発表される予定だと外交筋の1人が
AFPに語った。
この演習と首脳会談は、ここ数カ月間
東南アジアの係争中のサンゴ礁付近で
中国とフィリピンの船舶が繰り返し衝突
したことを受けて行われた。
米国の高官らは、南シナ海での武力攻撃
からフィリピンを守るという米国の
「鉄壁の」取り組みを繰り返し宣言
してきた。
マニラと中国の関係はマルコス政権下
で悪化しており、マルコス氏は海洋に
おける中国の行動に対して前任の
ロドリゴ・ドゥテルテ氏よりも強い
姿勢をとっている。
他国からの競合する主張や中国の
主張には法的根拠がないとの国際
判決にもかかわらず、中国は年間
数兆ドルの貿易が通過する水路の
大部分を領有権を主張している。
マルコス氏は3月28日に強い文言
の声明を発表し、フィリピンが中国に
「沈黙、服従、従順に屈することは
ない」と誓った。
同氏はまた、フィリピンは最近の
事件に対して「比例的、計画的かつ
合理的」な対抗措置で対応すると
述べた。
一方、フィリピン外務省報道官は
木曜日、記者団に対し、両国が
互いの領土に軍隊を派遣することを
可能にする防衛協定に向けた両国間の
交渉は「まだ進行中」であると語った。
マニラはすでにオーストラリアおよび
米国と同様の協定を結んでいる。
岸田首相は木曜日の日経産業新聞との
インタビューで、日本はより大きな
存在感を示し、フィリピンや他の
東南アジア諸国に選択肢を提供する
「より大きな責任を負う」必要がある
と述べた。
同氏はまた、東京、ワシントン、
マニラが半導体、デジタル技術、
次世代原子力エネルギーなど
「三国協力プロジェクトを進めるために
協力する」と述べた。
昨年の合同演習の様子です。
マルコス大統領です。
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