おはようございます。
フィリピンの人口は、数年前に1億人
を突破し、すぐに日本の人口を抜くと
思いましたが、いまだに1億870万人です。
フィリピンのメディアは、「人口増加は
1.5%に減速します」と伝えています。
フィリピン人口委員会( the Commission
on Population PopCom)は先週、最新
人口動態推計(The country’s population
growth)を発表しました。
それによると、2016〜20年にかけて
国内の5年間における平均人口増加率
が1・52%になる見込みで、10〜15年
にかけての同1・73%から0・21ポイント
減速する見通しです。
これを受けて、フィリピン統計庁
(the Philippine Statistics Authority
PSA)は2020年7月時点の総人口
推計値を従来の1億990万人から
1億870万人に下方修正しました。
PopComのJuan Antonio Perez III
事務局長(executive director)に
よると、特に2019年から2020年に
かけての1年間の人口増加分は
148万3828人と推定されており、
年間増加率も1・38%とさらに
減速するとみられています。
人口増が減速しているのは14歳
以下の人口増加率が下がっている
ためです。
PopComは、総人口に占める
0〜4歳児の割合が2010年の
11%から2020年には10・12%
に約1ポイント減少、0〜14歳児
の割合も34%(2010年)から30・14%
(2020年)へと約4ポイント縮小する
と推計しています。
直近の10年間で、子どもの人口に
占める割合がフィリピンでも緩やか
に減少していることが明白になり
つつあります。
一方、60歳以上の高齢者人口
は2020年には968万6762人に
増加し、総人口に占める割合も8・8
%まで拡大する見通しです。
2015年から2020年までの5年間に
おける高齢者人口の増加率は4%
を超えており、すべての年齢層の
中でも一番高くなっています。
Perez事務局長は人口増加率
の減速について「家族計画やリプロ
ダクティブ・ヘルス(生殖面での健康
の重視)を推進する全国的な取り組み
が良い結果をもたらしている」と評価
しています。
しかし、世界銀行(World Bank)の
データによると、隣国のマレーシアや
インドネシアの人口増加率はそれぞれ
1・4%と1・1%と低水準であり、
フィリピンの人口増加率は相対的には
依然として高止まりしている事に変わり
はありません。
Perez事務局長は、気候変動に直面した
限られた資源の管理、都市部の混雑に
つながる無制限の国内移住、および
全国的な思春期および10代の妊娠の
不穏な上昇など、依然として長引く
問題があると主張しました。
新しい10年が来ます。「人口管理
と家族計画に関して、私たちはまだ
多くの仕事をしています。政府の取り
組みを非政府組織や民間部門に結び
つける包括的なアプローチが必要だ」
と彼は付け加えました。
フィリピンの都市部には人口が集中
しています。
フィリピン議会下院の議員たちです。
フィリピンの女子プロバレーボール
チームです。
フィリピンは、日本に比べて若い人が
多いように感じます。
しかし、だんだんと若者が少なく、老人が
多くなるのです。