おはようございます。
海洋権益を主張する中国の好戦性の
高まりに直面して両国関係が強化
される中、フィリピンと米国は昨日
西フィリピン海(南シナ海)で初の
共同哨戒を開始した。
マルコス大統領は、先週の6日間
の米国への実務訪問の一環として、
ハワイのホノルルにある米国インド
太平洋軍を同国の軍幹部らとともに訪問
した数日後の昨日、X公式アカウントで
発表した。
大統領は、「今日(火曜日)は、西
フィリピン海におけるフィリピン国軍
と米国インド太平洋軍との共同の海空
共同パトロールの開始を記念する」と
述べた。
マルコス氏は、この共同活動は11月
23日まで行われ、海上および航空
パトロールの実施における両軍の相互
運用性を高めることを目的としている
と述べた。
当局は合同パトロールがどれくらい
の頻度で開催されるかについては
明らかにしていない。
フィリピン国軍(AFP)広報室長
クセルクセス・トリニダード大佐は、
合同哨戒は「バタネス付近で始まり、
西フィリピン海で終わる」と述べた。
「AFP側からは海軍艦艇3隻、FA-50
PH2隻、A-29Bスーパートゥカーノ
1隻が関与する一方、米国は沿海域
戦闘艦(LCS)1隻と
P8-Aポセイドン海上哨戒偵察機
1機を派遣する予定だ。 」と
トリニダードは語った。
北ルソン島司令部のユージン・
カブサオ氏は、共同哨戒は台湾
から約100キロ離れたバタネス州
マヴリス島沖で開始されると
述べた。
この発表は、マルコス氏がハワイの
フォーラムで、中国軍がフィリピン
海岸線に徐々に近づいており、
南シナ海の状況は「以前よりも悲惨」
になっていると語った翌日に行われた。
このパトロールは、地域の緊張を
高める可能性があるとして、米国との
活動に対してフィリピンに警告して
きた中国を怒らせる可能性が高い。
マニラの中国大使館はこの演習に
関するコメント要請にすぐには
応じなかった。
マルコス大統領は今年、中国が
フィリピンのEEZ内の人工島に
軍事施設を開発しているにもかかわらず
中国に接近したロドリゴ・ドゥテルテ
前大統領との険しい関係を経て、米国
との関係を再燃させた。
マルコス政権下で中国との関係は悪化し
両国が領有権を主張する海域で中国と
フィリピンの船舶がにらみ合いを繰り
返し、両国間の激しいレトリックと
エスカレーションの懸念を引き起こし
ている。
フィリピン沿岸警備隊は、特に
アユンギン礁での作戦に関しては常に
西フィリピン海国家任務部隊と
フィリピン軍の指導と指示に従って
いる。
ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領は
ダバオ市で、少なくともフィリピン
海域での作戦で民間船舶のみを使用
していることから判断すると、中国
は海洋の権利をめぐってフィリピン
と戦争するつもりはないと述べた。
「中国は海警船しか派遣して
いないが、我が国も海警船なので
戦争はない。中国の熱心な支持者
として広く知られているドゥテルテ
前大統領は、月曜夜放送のテレビ番組
ギカス・サ・マサ・パラ・サ・マサ
でフィリピン語で述べた。
ドゥテルテ大統領は、中国が戦争を
決意していれば、空軍機と軍艦を
派遣して西フィリピン海で
フィリピン船舶と対峙するだろう
と述べた。
「しかし、中国には軍事的要素は
ない。それは沿岸警備隊が違法品
や密輸品を取り締まる税関のような
ものであり、それ以外は何もない
からだ」と彼は語った。
同氏は、フィリピンが中国との戦争
で勝つ可能性はないと改めて警告を
発した。
「我々には中国と戦争をするための
装備が備わっていない。私たちには
その能力がありません。
「Di natin kaya ang pulbura nila
(その火力には我々は太刀打ち
できない)」とドゥテルテ大統領は
語った。
その一例として、中国はフィリピン海域
を探知されず妨害を受けずに探索できる
潜水艦を保有していると同氏は述べた。
前大統領はまた、最近のサンフラン
シスコでのAPEC首脳会議中に、中国
の習主席がバイデン米国大統領から
レッドカーペット待遇を受けたこと
にも言及した。
同氏は、米国のジェスチャーには
意味が込められていると述べた。
「Kung magkagulo na dito
(もしここで問題が勃発したら)
アメリカは我々のところに来ると
思いますか?」ドゥテルテ氏は
語った。
「テーブルの向こう側にあるのは
戦争であり、我々には戦争をする
余裕はない。
マルコス大統領はAPECで米国を訪問中
にハリス副大統領と会談しました。
フィリピンのマルコス大統領は、
ハワイ・ホノルル訪問中に、米国インド
太平洋司令部(インドパコム)本部に到着
歓迎を受けた。
マルコス大統領は、サンフランシスコ
での第30回APEC首脳会議への参加と
ロサンゼルスとホノルルへの実務訪問
から先日帰国し、パサイ市のビジャ
モール空軍基地で声明を発表した。
フィリピン紙のフロントページです。
米国の太平洋艦隊です。
西フィリピン海WPS(南シナ海)の
にらみ合いは、気がかりです。
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