こんばんは。
フィリピンの今年度の国家予算
(national budget)は、ドゥテルテ
大統領が署名した事によって正式
に決定しました。
昨年は、大幅に遅れましたが、今年は、
順調に進捗しています。
ドゥテルテ大統領は6日、4兆1千億
ペソ(日本円で8兆8千170億円)に
上る2020年予算案に署名しました。
前年から12%増加し予算額は過去最高
となりました。
大統領は大統領府での式典で、
「1ペソすら一部の強欲な者に使われる
ことはない。予算はフィリピン人納税者の
利益のためだけに使われる」と強調
しました。
予算のうち、4割弱に当たる1兆
4950億ペソが国民皆保険制度や
条件付き現金給付などの社会保障
分野に、3割に当たる1兆2千億ペソ
がインフラなどの経済分野に充て
られます。
昨年の予算案で大統領は複数の
条項を拒否したが、予算管理省(Department
of Budget and Management)のアビサド
予算局長によると、今年は大統領が拒否
した条項はなかったという事です。
アンガラ上院議員によると、省庁別で
最も多くの予算が割かれたのが教育省
(Department of Education)の6926億
ペソで、次いで公共事業道路省
(Department of Public Works and
Highways )が5817億ペソ、内務自治省
(Department of Interior and Local
Government)が2416億ペソ、
社会福祉省(Department of Social
Welfare and Development)が
2005億ペソ、国防省(Department
of National Defense)が1921億ペソ
保健省(Department of Health)が
1759億ペソ、運輸省(Department
of Transportation)が1006億ペソ
農務省(Department of Agriculture)
が647億ペソなどの配分となりました。
予算の詳細について今後、大統領府
から発表される見通しです。
新年度予算案に署名したドゥテルテ大統領
です。
Vサインです。
議会上院議長、下院議長が見守る中で、
ドゥテルテ大統領が署名します。
大統領の右側の女性は、故マルコス大統領
の娘のイミー・マルコス上院議員です。
おなじみのこぶしを突き出すポーズです。
関係者と握手を交わすドゥテルテ大統領
です。
マラカニアン宮殿(フィリピン大統領府)
で予算署名後に演説するドゥテルテ
大統領です。
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