日本をよくする大阪府民の会

活動方針
1「互敬の世紀」を築く
2我国の歴史と文化に基ずく日本文化の継承
3道徳教育、歴史教育で次代を育成する

国歌斉唱時のマナーについて

2015-07-25 11:32:30 | 日本をよくする会大阪府民の会
会員向けの機関紙の記事の一部を掲載します。

何回か以前の冬のオリンピックで、優勝した日本の女子選手は、表彰式台で帽子をかぶったまま
下を向いていた姿を今も思い出すことがある。 まるで自分が恥をかいたことのように。 さすがに以後の大会でこれほどの失態はみうけることはないが、 一流には技術+マナーが必要である。

国旗と国歌斉唱時のマナーのポイント。
・国旗はこの場で最上位の物です。私たちは、国歌斉唱時に「ご起立の上、国旗に正対下さい」とアナウンスされます。正面に国旗があればいいのですが、会場によってはやむを得ずスタンドで横方向に掲げてあることもあるので、この場合はやはり国旗に正対して国歌斉唱が基本です。
・それから、登壇、降壇の際 国旗がかかげられていれば、一礼するのがマナ―です。
・万歳については、手のひらを内側にきびきびと。

(以下参考)
2 国旗・国歌に対するマナー
 国旗が掲揚される(通常、同時に国歌が吹奏される)ときは、自国、他国にかかわらず、起立脱帽して姿勢を正し国旗に注目して敬意を表すのが一般的である。ただし、制服着用を義務付けれている公務員が着帽している場合は「挙手の敬礼」をする。これは「国際マナー(儀礼)」である。
 入学式・卒業式はもとより、冠婚葬祭に執り行われる「儀式」に参列する人々は、その場に相応しいマナーに配慮する。「儀」の原義は「法(=のり。てほん。かた。)にかなった人のおこない。」であり、「式」の原義は「物を工作すする時のきまり。かた。しかた」である。そして、「儀式」は、「国家の祝い事や神事・仏事などに関して行われる作法の整った式」のことである。
 「マナー」の「心」は「相手に対する敬意」である。この「心の状態」を基本として、自分が取るべき「態度・処置」がマナーである。「態度・処置」は長い歴史の濾過を経て精錬されて現代に継承されてきた所作である。所作の裏に先人達が築き上げてきた相手に対する心遣いの凝縮に想いを馳せるがよい。
 「マナー」は、そもそも良識のある大方の大人が場に臨んで取る作法であるから法律によって要求されるものではない。はたまた、憲法第19条【思想及び良心の自由】(「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」)の条文を振り回して、拒むものでもない。
 「マナー」は、社会に出るまでに身につけるものであるから、「マナー」がなっていない人は、「あぁ、その程度の人か」と思われ信頼を失うだけである。別に法を犯しているわけではないから、面と向かって注意する人もいないが、恥ずかしいことなのである。もし、「マナー」を身につける環境に恵まれずに社会に出たとすれば、かわいそうな人なのである。
 「儀式」に臨んだ場合、大方の人は、その場に相応しい「マナー」をとるが、その「マナー」に従わない人もいる。これらの人は次の3つに類別できよう。① 「マナー」が身についていない人、② 宗教的な理由によりその「マナー」に従わない人、③ その「マナー」に故意に反対する人。

 ①に類別される人については上で述べたとおりだある。②の例としては、例えば、クリスチャンが仏式の葬儀(告別式)に参列した場合、予め喪主に申し上げて焼香しない方もいる。問題なのは③に類別される人である。これらの人たちは、主として公立小・中・高校の一部の教職員で卒業式における「国旗掲揚・国歌斉唱」に反対を唱えている。

 以下、③について付言する。先ず、この背景として、国、文部省、都道府県教育委員会が定めた「入学式・卒業式における国旗と国歌」につての主要な法規等を示す。
 (1) 文部省告示第24・25・26号 「小・中・高等学校学習指導要領」中【国旗掲揚条項】1989(H元).3.15、施行 4年後 「入学式や卒業式などにおいて、その意義を踏まえ、国旗を掲揚するとともに、国家を斉唱するように指導する」
 (2) 「国旗及び国歌に関する法律」(通称 「国旗・国歌法」) 1999(H11)年8月13日
   第1条 国旗は、日章旗とする。
   第2条 国歌は、君が代とする。
 (3) 文部省 「学校における国旗及び国歌に関する指導について(通知)」 1999(H11)年9月17日
 ・ 「国旗・国歌法」は,長年の慣行により,国民の間に国旗及び国歌として定着していた「日章旗」及び「君が代」について,成文法でその根拠を定めたものです。
   ・ この法律の制定を機に,国旗及び国歌に対する正しい理解が一層促進されるようお願いします。
 (4) 東京都教育委員会 「入学式、卒業式等における国旗掲揚および国歌斉唱の実施について(通達)」 2003年(H,15)年10月23日
  ・ 国旗は壇上向かって左側に掲げる。
  ・ 式次第に国歌斉唱の題目を入れる・
  ・ 国歌はピアノ伴奏をし、教職員は起立して国旗に向かって起立し斉唱する。
  ・ 違反した場合は服務上の責任を問われる。
 (5) 「教育基本法」改正 2006(H18)年 12月 20日
  <前文 改定要旨>
  ・ 公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期す。
  ・ 伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
  ・ 本法の目的:我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図る

万歳三唱のやり方
万歳三唱は万歳と三回繰り返すだけなんですが、やり方を間違っている人も多いみたいです。
正しくは、両手の手のひらを内側に向けて上に上げます。
手のひらを正面に向けるのは「お手上げ」「降参」という意味になってしまいます。
選挙速報では当選者が支援者とともに涙を流しながらバンザイしている様子が放映されています。でもほとんどが手のひらを正面に向けてやっているんですよね。要するにみんな「降参!」と言っていることになります(笑)
ちなみにスピーチはこんな感じで。
「ただ今ご紹介いただきました○○でございます。万歳三唱の発声を仰せつかりましたので、甚だ僭越ではありますが、万歳参照の音頭をとらせて頂きます。私の万歳につづいてご唱和くださいませ。それでは、(祝福の言葉などをはさんで)、万歳!万歳!万歳!。ありがとうございました」

万歳三唱の歴史
日本最古の万歳は、794年、桓武天皇が平安遷都したときが初めと言われています。そのときは中国の故事に沿って唱えたようです。この時代では、中国の発音で「バンゼイ」といい、みんなで声を揃えて言うだけのさみしい感じだったらしい。今ある手を挙げる方式は明治時代からと言われています。
明治22年の憲法発布の日に式典で万歳三唱が考案されたのがはじまり。最初は「めでたい」と言うはずだったのが、偉そうだからってことで「奉賀」に。だったんですが、これも「阿呆が」に聞こえるため、故事から「バンザイ」という発音に変わりました。
よくあるこれは「参った、降参!」の意味。

<出典> 近藤出版社「国旗・国歌の常識」所 功 、その他関連HPを引用しました。

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