モラー特別検察官は司法妨害については自らは結論を出さなかった。
これについては、報道によっていろんな見方があるようだ。
バー司法長官の議会に対する概要報告をみると、法律の専門家がみると
調査の事実関係からは司法妨害に該当しないとの結論になりそうである。
一般論として司法妨害というのは、具体的手続について何らかの影響を
及ぼすことのようで(その外の理由もあげられているが)、トランプの
場合は、公の発言がほとんどということで、比較的簡単に
結論に至るようなもののよう。
だとすると、結論を出せないということはないようで、出さなかったのは
モラー特別検察官の主観的な気持ちの表れかとも思われる。
それほどにこの問題は政治的なもので、まだまだ終わりそうもない。
アメリカの良くも悪くも民主主義の現実を知るいい勉強材料ではある。