居眠りバクの音楽回想

チェンバリスト井上裕子の音楽エッセイブログ。

節度と勇気の美徳を喚起する音律

2010-12-06 00:02:02 | 音楽哲学
※備忘録※

理想国家の統一の統治者となるべく教育されるものは
軟弱さや怠惰を表現する旋律を避けなければならない。

節度と勇気の美徳を喚起する旋法として「ドーリス」と「プリギア」を推奨する。

また、細かいリズムの使用や複雑な音階、楽器の混合は忌むべきものである。

音楽上の慣行は一度確立されたら変えてはならない。

何故なら、芸術や教育に法が欠けていると、必ず風習が模倣になり
社会の混乱をきたすからである。

~プラトン「国家」より~

少し極端です。
弟子のアリストテレスはもう少し寛大です。



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