陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

もうすぐ春ですね、ちょっと出掛けてみませんか♪

2018-03-23 | 自然・暮らし・天候・行事

もうすぐといいますか、彼岸も終わって春まっさかりです。
いかがお過ごしでしょうか。今週は週半ばに祝日だったので、フルタイム週五日勤務の方は楽でしたよね。祝日、土日関係ないシフトの方は関係ないのでしょうが。私も先週の土日が法事で潰れたので、週初めから疲れてたいへんでした。年々、体力の無さを痛感します。覚えが悪くなってますよね。プライベートまで仕事のことや、自分に無関係な用事で浸食されると、ほんとうに苛立ちます。

この時期はもう春休みなので、ふだんは若やいだ声の少ない田舎でもお子様たちをよく見かけますね。四月から入学予定・入社予定の方は準備が忙しく、引越しシーズンでもありますね。公務員関係の人事異動などもよく発表されます。お天気がいいと、花見もしたくなりますね。

最近、県外や海外に行く予定ありましたか?と知り合いに聞かれて、どきっとしました。
もちろん、ありません。海外にもともと出かけたことすらないし、県外に出たのは、二年前の夏に資格試験を受験するためだけ。住まいと仕事場との行ったり来たりだけ。行きつけの近所の通いの古本屋もなくなってしまい、楽しみが減りました。

学生時代はよく旅行をしました。
県外に進学したからもちろん帰省もふくめて、長期休みには旅行します。とくに、単位取得のための課題レポートや特別講義が入らない、年度替わりの春休みはねらい目。ふだんは行けない遠方の、信州や関東圏の美術館めぐりが楽しみでした。この時期でよく覚えていますのは、水戸の偕楽園。梅が見頃ですね。へんちくりんなタワーが目印の水戸ミュージアムも企画が面白くて大好きでした。美術館というよりは、民俗博物館や庭園が好きでしたね。岡山の後楽園や広島の縮景園。もういちど訪れてみたいですね。中学の修学旅行で訪れた秋芳洞も、大人になって一人旅で行くと感慨深いものがあります。

京都や奈良は、当時かえって近すぎて日帰りできるくらい通い詰めたので、現在もあまり好んで行きたいとは思いません。当時はレポートや研究素材の目を養うという名目があったので、せっせと仏像巡りや美術館通いをしたわけですが、いまはどうでしょう。死後地に必要じゃないから出かけても経費に落とせないし。名刹と呼ばれる寺社仏閣、意外と現場を訪れると写真と違ってそこらの田舎の神社と同じやないかという期待外れ感があってから、あまりありがたがらなくなりました。浅草寺なんかそうですよね。結構、庶民くさい屋台がずらりと並んでいて。

ただ、大学三回生ごろからは控えるようになりましたね。
春休み頃になると、大学の学生課にめぼしい家庭教師のアルバイトなどが斡旋されるからです。大学寮に住んでいた苦学生の私は、人気がいないこの時期、条件のいいご家庭を何件も紹介してもらいました。原付ではたいがい一時間程度で通えるお宅ばかりで、時給はいいので、かなり実入りのいい仕事でありました。合格したら感謝されますしね。ただ、相性のいいご家庭ばかりでもなかったのですが、仕送りのない私にはありがたかったです。さらに、大学院生になると春休み頃には、卒業論文集の編集や、研究誌へ掲載の論文の推敲などもあったりで、忙しく春休みを満喫するどころではなかったです。世間では卒業旅行シーズンだったのでしょうが。

旅行に使用したのは、貧乏旅行者には嬉しいJRの青春十八きっぷ。
五枚つづりで終日鈍行ならば、いくら乗り継いでもOKという。JRの夜行バスとセットの関東圏だけのJR路線が一部乗り放題の切符もあったはずです。学生の時だから、いくらでも時間かけていいお手製旅行プランができますが、社会人となったいまは時間が貴重なので、確実に目的に辿り着けるような直通ツアーバスを利用した方がいいかなと考えてしまいます。その予約などがめんどうだし、日程も合わないので、けっきょく、旅行行かないんですね。家でもやるべきことが山積みですし。

旅行から帰ってきたら、よけいな荷物も増えますよね。記念にとっておこうと、余計なチケットまで保管していたりして。無駄に買ったお土産とか、見境なく撮ってきた写真とか。けっきょく、整理しきれないまま、日常へと戻ってそのままになってしまうんです。数年後に捨てる羽目になります。いまみたいに、スマホ撮りしてSNSに上げているほうが見返しやすいし、無駄がないかもしれませんね。そういえば、ブログをはじめてから満たされたのか、あまり旅行もしなくなったような(笑)。

最近、近所ばっかりの往復で遠出の出不精になってしまった私ですが。
若い人にぜひとも言いたい。時間のある時に旅行するのはいいことですよ。春先の予定が立たない、うまく行かなかったという方もいらっしゃるかと思いますが、日常を忘れるためにも、遠くに行ってみるのもいいものです。いま、自分の置かれた場所を見直すきっかけになるかもしれません。年を取って体力と気力を奪われる前に、ぜひとも。



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