陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

【その他芸術随想】

2006-09-30 | 芸術・文化・科学・歴史
ものづくりのクオリティ・ひとづくりのクリエイティヴィティ
技術大国というけれど。人間がはじめにしなければいけない仕事は、なんでしょう。

オンライン美術全書─複製電子時代の芸術─
ずさんな図版はさようなら。ウィンドウに向かってオンライン美術百科事典を読み、ゆっくりくつろぐ魂。

美の装いひと─和を着るミュージアム─
着物文化の活性化のために

ART OF KISS
その愛なくして芸術なし。芸術なくして愛もなし。

過剰なるアンチ・ヌード
草なぎ剛は Nude(裸体像)なのか、Naked(裸身)なのか?

artscape news
美術マニアにお気に入りのメールマガジンは、これです。

うらない、知らない、私がわからない その2
芸術家占いをやってみました

十三日の金曜日恐怖症
サルバドール・ダリ『十字架の聖ヨハネのキリスト』と、バレンタインデー前の小考。

ピカソの「泣く女」を見ていると
ピカソの「泣く女」を見ていると、なぜかしら「気」という漢字を思い出す。

葛飾北斎にみるアンチ・アンチエイジング
見かけが若くて派手なだけより、年を重ね、落ち着きのある顔だちをもった老いこそが美しい。老いを敬うだけでなく、老いを支える産業支援が充実してほしい。

ハーバード白熱教室
ハーバード大学で一番人気の、マイケル・サンデル教授の政治哲学講義をアンコール放送。しかし、哲学的対話をする土壌がそもそも、日本には根付いていないのでは。


いろいろ人生いろ鉛筆
二〇〇七年いちばんのお買い物。青いつかい方をした、いろ機械鉛筆。色というのは塗りこめるのではない、見出すものだ。

いろいろ色文字
表面をおおわれても、浮かびあがってくるもの。背景となじみあいながらも、春の陽気に後ろに融けて流されていかないもの。現実を眠らせてしまうと目覚めてしまう。からだの動きが鈍るのに頭が冴える。それが冬の思考、私の理想です。

サンキュー・アート─ありがとうが芸術になる日─
ありがとうは毎日届けよう。この日は日本はじめとして世界各地でおもしろいアートイヴェントが開かれる日。

球いろ空間
はじめて生野球を聴いたはなし。私はナインのなかで、いちばん好きなポジションはと聞かれたら、キャッチャーと答えます。

葉ざかり桜礼讃
初夏の桜が好きだ──そう言ったら、あなたがたは驚くだろうか。

とある古寺を訪ねて
文化の日に、ある古さびた禅寺を訪れたことなどを。ロマンをふくらませて、ロマンを破られて帰ってくるという、旅はすべてこの繰り返しなのです。

エイブル・アートの正体(前)
全聾を装ったゴーストライター作曲家・佐那河内守の騒動は、作品の付加価値の問題。善良なひとびとにとって望ましい、アートにおけるナラティヴネスを明らかにしていく。

エイブル・アートの正体(後)
からだが弱い、傷がある、不自由がある。だからこそ、その奇蹟の表現活動は尊いと叫ばれる。アートに美徳を持ちこむことは正しいのか?

落語THE MOVIE は面白し
好きなNHK番組はというお題に挑戦。上方落語を俳優陣で再現。映像と落語家の語りの息ぴったり、絶妙なマッチングがおもしろい。

そもそも文化は、人類史上の美しい癌
学芸員が癌だと非難した大臣がいたそうですが、そもそも彼らが扱う文化のほとんどは、人類の歩みのなかで必要悪というものばかり。文化は不要無用の癌ですが、心を癒す美しい腫れものです。

芸術作品の資産価値はかなりおかしい
世の中、どこもかしこも、アートだらけ。減価償却という考えがなく、古びれば古びるほど価値が増す、もしくは現在価値が未来にひっくり返るという、異常な神格化のせいで、不要なアート品が大量に生まれている(…のではないか、という個人の思い込みです)

忘れられ、踏みにじられ、それでも生き延びる絵画の条件
「人生は短し、されど、芸術は長し」といいますが、ブームになってもひと世代経てば、さっぱりその名声がさっぱり残らない作品もあります。画家は生前、その絵の名前を自己努力で押し上げることはできるでしょう。しかし、名画を名画たらしめるのは、その作品がたどるまことに数奇な運命なのです。

美はあまねく多く、愛はひとつでいいのはなぜか?

ひとを愛する=その人の「美」を愛する、なのか? 複数人と恋愛するのはなぜいけないのか? 学生時代のとある美学講義について、既に社会人だった親友とかたりあったメールの記録から。学生時代の人生談義はとても有意義な時間です。

人生は短し、されど芸術は長し、そして高くて重くなることもあり
死すまで創作意欲旺盛な芸術家の皆さん、残された家族にどれぐらいの負担がかかるか、考えたことがありますか。ご自身の作品の今後について家族と話あわれるか、遺書を残すか、信託などの手続きを考慮するか、いまから備えておきたいものです。

芸術家は労働者の涙を知らない
世の中は美しいものだけではなりたちません。個人の思想や感性はないがしろにしてはいけないと思いつつ、それでも他人の生活を脅かすような作品づくりはあってはならない。ひとはパンのみで生きるわけはないが、パンだけでは生きられない。毎年、芸術の秋がくるたびに、いつもそんなことをぼんやり考えてしまいます。

青少年非行防止ポスターの今昔
SNSいじめやスマホ中毒がいまの青少年非行防止の課題…?! もはや、ほとんど百合イラスト展示会です。不良と呼ばれる若者たちはもはやいなくなったのか? 学校教師たちが選ぶ非行防止ポスターはほんとうの非行を描いてはいない件について。

大学教授にはもはや芸術を見る目がない
世界を魅了する現代日本のサブカル文化は、象牙の塔で囲い込むべきではない。時代遅れの美意識、教科書めいた価値観、海外から押し切られた称賛にいつまでも出遅れる先生方には、アングラ文化を語る資格などありません。


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