陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

芽生えが遅くとも種はりっぱに育つ(…といいな)

2025-03-02 | 家庭菜園・庭仕事・田舎通い

年の瀬も押し迫った2024年12月30日。
この日は今年の野菜づくり作業じまいの日。冬休みを利用して畑仕事にいそしみたいという方もおられましょう。私もとくに親族で集まるということもないため、次の畝の準備などをしておきたいのですが、同居人ブロックを受けています(爆)

この日は空き家のお正月準備があるために、作業は早めに切り上げ。
はっさくの木の収穫も終えてしまいました。

トップ画像は、12月25日確認分よりもさらに、わらわら増えたコマツナ若葉ちゃん。
第三弾12月8日種まき分。さすがに冬なので発芽までに時間がかかります。原則草マルチだけなので。それでも、がんばって硬い殻を破って目覚めてくれたことに感謝感動!

このコマツナは第一弾と同じく早生用品種。発芽率の高めの種なのですが、畝の箇所によって発芽が点在。こちらのように密集しだしているところもあれば、ひと葉がやっとというところも。



ガラケーでの画像撮影時はクローズアップで撮るので。
あとで確認すると、どの作物だったかな? と焦ることもしばしば。これはダイコン? シュンギク? 発芽したばかりだと見分けがつきづらいのですよね。今度からは種袋といっしょにするか、名札などを映りこませるべきなのかもしれません。指先をいつも映しているのは、芽が小さすぎてカメラの焦点が合わないためです。

種を熱湯処理して殺菌したら発芽がよくなる、早くなる、という噂を聞いたことがあります。
ただ、市販の種は休眠打破の処理が種にほどこされているので、下手に細工をすると駄目にしかねないというネット上の情報もあり。実験の意味もかねて、極力、種はそのまま蒔くことにしてみました。



こちらは1週間ほど前に植え替えした第二弾コマツの間引き菜。
枯れかけていて、土に戻ってしまいそうです。さすがにここまでしおれると、もう復活は厳しそう…。ご愁傷さまです。やはり間引きすぐの青青しいうちに食べるべきだったかな。

先の第一世代植え替え分を全収穫したあとに肥料をほどこすべきだったのですが、その周囲に第二弾11月10日分の余り種を蒔いてしまったので、土地改良をするのを忘れていたのです。けっきょく、そのまま植え替えしたので、連作障害になったのかも。これは失敗なのでした。第一世代がうまくいったので、安心してしまったのです。もともと、冬は観葉植物も植え替えNGの時期らしいので。ひとつ勉強になりましたね。

草マルチで自然菜園をめざしているので、周囲にこまかな雑草の若葉も生えてうるんですよね。うっかり作物とまちがえかねないので、うかつに抜くこともできなかったりするんです。それに栄養を奪われがちなのかも。



コマツナほどではありませんが、ダイコンもシュンギクもぼちぼち、種が眠りを破って動き出したようです。
この畑の土は硬くて粘土質。乾くとセメントみたく固まるのを、こんな小さくやわらかな若葉がおしあげて出てくるのですから、そのパワーたるや並大抵のことではないわけで。よくアスファルトやコンクリ舗装の道に生えた雑草にうんざりするのだけども、植物からすれば生き延びるのに必死なんですよね。水と光、空気さえあれば、どこまでも大きく増えていく。農耕を知った時代から人類もその恩恵にあずかっています。



こちらは第二弾のコマツナ群で。
種まきから間引きできるまで一か月かかってしまいましたが、それでもゆっくりと慎重に育っています。これは12月20日撮影の、わりと青々した粋がいい状態でしたが。

本日の時点では、寒さにあてられてか、下の葉が黄色くなってしまう株が散見されて。水やりしすぎも、しなさすぎもよくない。肥料の量にも神経をつかう。間引きをしないと日陰ができて、日照不足で黄色くなってしまう。

参照記事;「葉が黄色くなってしまった時の 7つの チェックポイントとは?」(梶山庭苑株式会社ニュース&ブログ 2022.07.25記事)

せっかく種ががんばって芽生えくれても、作業者の采配が悪いといのちを潰してしまうこともあるんですね(反省)
こうした不備の原因リサーチと解決策を模索するのも、野菜づくりの楽しみだったりもしますから(言い訳)


(2024.12.30撮影、2024.12.31記録)



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