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神無月の巫女二次創作小説「誰そ彼の枢(くるるぎ)」
第七話:剣神におとずれた最悪
剣神・天叢雲剣(アメノムラクモノツルギ)が、消えた――?!
いや、なくなったのではなかった。
あたりがうす暗いせいだけではなかった。長い睫毛が細雪に濡れるのを、しきりとしばたたかせる。目を凝らしてみると、紅ぐろくこわばった機体らしきものは認められる。周囲には麻で編んだしめ縄をめぐらしてあったはずだが、それも見あたらない。
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神無月の巫女二次創作小説長編シリーズ「花ざかりの社」、その第三章。月面にそびえたつ巨大な剣の柱を前に、姫子とともにオロチ封印の儀に挑む千歌音。そこで異常が発生し──…。
お読みになりたい方は◆神無月の巫女二次小説 其の一◆
(「花ざかりの社シリーズ」→「誰そ彼の枢(くるるぎ)」(目次)へ)
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【画像20250303】【神無月の巫女キャラでお雛さまごっこ】
めっきり春めいてまいりましたね。
梅も花ひらき、そろそろ桜ふぶきも舞う時節です。その前に揺り戻しで雪が降ったりしなければいいのだけども。
3月3日は桃の節句、ひな祭りの日。
男児の成長を願う端午の節句5月5日は祝日法で子どもの日になれたのに、ずるい!なあんて思いませんでしたか? 受験&卒業式シーズンだから、どうでもよかったのかしら。昔は跡継ぎの男の子が尊ばれて(労働力としても)、女の子は口減らしされたから、上杉鷹山の藩政時代には男女の人数がいびつで人口減少が起きていたらしいです(NHK番組の歴史探偵より)。 ところがどっこい、いまだと、田舎の神社祭りのお神輿の乗り手は長男のみ限定どころか、その地方住まいでない女の子でもOKなんて苦肉の策で維持しているケースもあると聞き及んでいます。わりと乗ってみたい!て思う女の子、多いんじゃないかしら? ギャルみこしとかいう担ぎ手が女性のもあったような。伝統行事でも、冨永愛さんみたいなスマート美人が武将コスプレする時代ですものね、カッコいい…。
ちょっとお話がずれましたが、そうそうひな祭り。
この日、女の子のいるご家庭では雛人形を飾ったものですが、今だとどうでしょう。
管理人の実家はスペースがなくてお内裏様とお雛様のペアのガラスケース入り(いわゆる親玉飾り)を居間に置いていました。友人の家ではゴージャスな七段ぐらいのセットを飾っていて。自分はふくよかな顔の人形というより、牛車とか楽器とかのミニアチュールに興味が(笑)。しまい忘れると行き遅れになるぞという迷信がありましたが、わざわざこの一日のために、あれをセッティングするお母さんたちのご苦労がしのばれます。着物入りの桐箪笥ともども、嫁入り道具として持ち込まれたりもしたようです。私としたら、桜餅か菱餅がいただけたらうれしかった日。
今回の妄想は、神無月の巫女キャラで、リアルお雛さまごっこをしてみたら?
お公家さん風の衣装、憧れますよね~! やはり最上段には、姫子と千歌音ちゃんで。これは外せない! 千歌音ちゃんが衣冠束帯で男雛でもいいのだけども、姫子ともども十二単でもいいですね。パーソナルカラーの紫と紅とで。
三人官女は、オロチ三人娘のコロナ、レーコ、ネココ
五人囃子は――ソウマ、ツバサ兄さん、ギロチ、カズキ兄さん、とミヤコ。
あとの随身や衛士などを乙羽さん、マコちゃん(真琴)、ユキヒトさん、イズミたちなどで埋める、とか。
画力がないので自分では描けないのですが、和装コスプレしたら、やはりお殿様役が千歌音ちゃんで、姫子はお姫様役がいいなあ、という独りよがりな妄想なのでした。
千歌音ちゃんだったら、ものすごくお金のかかった雛人形を持っていそうだけども、桃の節句祝いをしたことのない姫子のために、飾ってあげていそうですよね。
【Image】画像で語る、すこぶるアガる、神無月の巫女
神無月の巫女20周年、その前に、そしてこれからも。二次創作小説の更新時お知らせ記事につけていた画像。たまにコメントをつけていましたが、いい機会なので、ちょこっと遊んで企画化してみることにしました。