中年ヲタクの私は公式の出版物(とくに書籍形態)ならば喜んで買いますが、アニメグッズ関連はあまり手を出さない方です。なぜかといいましたら、自分の残り人生を考えたときに遺族が処分に困るのではないかと、二の足を踏んでしまうからです。とくに観る人を選び過ぎてしまうマニアックな作品はね!
この十数年間に実家の大幅な断捨離作業を行い、とくにアニメ関連の書籍などは大量に手放しました。拙ブログにも書きましたが、同人作家さんのアンソロジーやら、アニパロコミックスなども。なかには、再販できてないので後悔したものもありましたが、再読する機会もないものもありまして、まあいいかと諦めています。
ところで、空き家の整理をしていましたら。
意外なことに十代の頃ハマっていたあの国民的人気アニメのお宝グッズを発見。おそらく、成人前の片づけで、祖父母宅に避難させていたので、断捨離で売り捨てられなかったものなのでしょう。そもそも出版コードがある書籍やCDではありませんでした。じつは原作漫画も売却済みなんですよね。
はい、表題の画像はご覧の通り、「美少女戦士セーラームーン」の下敷き。
アニメ第三期の「セラムンS」ですね。天王はるかと海王みちるさんの人気で話題になったあの。数年前に原作漫画に近づけたリメイク版が発表されましたけど、なんやかんや、結局観られなかったですね。現在は第五作のセーラースターズ編が劇場版で公開中らしいとか。セラムンミュージアムも行ってみたいけれども、地方民には遠いです…。
一枚目はセーラー戦士の学生服姿。
今さら思うですが、はるかさんて、学生服でも男装なんですけど、無限学園はジェンダーには緩かったのでしょうかね。ウラヌスをモデルにしたと思しきマリみての支倉令はきちんとセーラー服を着ている(女子校だから当たり前なんだが!)ので、当時新鮮だった覚えがあります。それと、マコちゃんは転校生だけどずっと前の制服のままだったり。レイちゃんの制服のTA女学院は、じつは東京にモデルの私立のお嬢さま学校があったりするんですよね。アニメだと衛さんは大学生なんですが、原作だと私立のかなりハイレベルな進学校だったような。
高校時代、はるみち推しだった私は、はるかさんの制服に近いチェックのズボンとネクタイ、ジャケットを買って、コスプレまがいの私服で歩いていた記憶があります(恥)。おたく友だちがパーマあてて、みちるさん役になってくれたりしてね。あと、おそろいの銀時計なんかを買ったりもしてました。
アニメの第四期からでしたか、うさぎたちが高校進学して、美奈子ふくめた同じ高校生になった記憶があるんですが…、それでもマコちゃんてこの制服だったかしら? セーラーカラーが紺地になっただったような。あと、うさぎちゃんはいつも中央に変身コンパクト携帯してるんだけどね、先生に怒られなかったよね、と。
下敷きの二枚目。
変身後のセーラー戦士たち。ヴィーナスはうさぎたちに会う前はセーラーVで制服も違っていたはずですが、アレ、変身していたものだったのでしょうか? そういえば、うさぎたちの作戦会議の秘密基地って、ゲーセンのお兄さん(衛の友だち)がいるその遊び場の地下だったんですよね。どうやって、あんな空間つくったんだよ、ルナとアルテミス! 都心部の地価が高いから借りたら賃料すごかったんじゃないでしょうか? 契約したのは美奈子じゃなさそうですし、元基お兄さんはキャッツアイに出てくるカーネルサンダース似のおじさんみたいな協力者じゃなかったんで、いまだにすんごく謎です。誰か教えてください!
セーラー戦士の服装で気になったのは、ティアラが全員あるのに、ムーンティアラアクションをできるのがなぜかムーンだけなんですよね。セーラー外惑星戦士のアイテムは、ネプチューンが鏡、ウラヌスが短剣、サターンが鎌、プルートが鍵型の杖でしたっけ。草刈りをやるとき、セーラーサターンごっこなんて称してご機嫌でやっているのは、葉っぱの秘密です。
下敷きの三枚目。
セーラーチーム五人のパーティスタイル。本編ではこういう恰好はなかったような。
私服といえばですね、レイちゃんて普段は巫女服で原作では高貴なお嬢さまっぽいのに、アニメ版ではオーバーオールなんか着せられて、ちゃかちゃかした性格で、第一期だと衛さんと付き合っていてうさぎの恋敵だったりするんですよね。原作だと男なんてお呼びじゃないのよタイプなのに。アニメではその後、雄一郎とかいう三枚目の住み込みの青年が登場したりしていい関係になったりしてたけど、当時SNSがあったら、神無月の巫女の大神ソウマくんや魔法少女リリカルなのはのユーノくんなみに恐ろしく叩かれていたのではないでしょうか。私はあのキャラも、火野レイのアニメでのはじっけぷりも嫌いじゃありませんでした。あと中の人の富沢さん、すごく歌唱力があるんですよね。
この下敷き、フィルムに入れたまま未使用状態。
もったいなくて使えずに、保管しておいたわけです。こうした公式グッズはたいがい人気のある作画監督さんが手掛けるのですけども。この絵は只野和子さんですよね。いまのセーラームーン劇場版の作画監督を、私の好きな神無月の巫女のED絵で有名な藤井まきさんが担当されているの、すごく嬉しくなりました!
セラムン関連のグッズはなかよしの全プレグッズも含めて、けっこう残っていました。
折を見て紹介できたらと。映画のパンフとか、ミュージカルの冊子とか。広げてみただけで懐かしい~。画集は売ってしまったのですが、なぜかこれらだけは売れないだろうと思ってとっておいたんですよね。
アニメグッズだと、アニメイトで買った蛍光ペン五色や鉛筆も最近まで持っていましたが。
使いきったので捨ててしまいました。よく考えたら、いまだと下敷きじゃなくて、アクリル板ですよね。さすがにムーンスティックとかお子様向けおもちゃには手を出しませんでしたけど。
日曜朝のプリキュアみたいな、女の子向けの販売グッズが結構あった気がします。あと、他ならぬ原作者の武内直子先生が、公式グッズのコレクターらしくて自宅に大量に買い込んでいらしたとか。少女革命ウテナもそうですが、このブランド、いまだと女性向けで母子二代で楽しめるアイテムになっていますよね。どっかの区役所の婚姻届けにもセラムンがプリントされていたのがニュースになってましたけども今でもそうなんですかね? ふるさと納税の返礼品にもなっていたとはびっくりだわ!
ところでセラムングッズで一番思い出深いのは、テレビ朝日にもらったテレカとLDです。
当時イラスト公募があって、私の絵が採用されて収録されているんですね。ただLDの再生プレイヤーを持たなかったので、友だちに頼んでビデオにダビングしてもらったことがあります。やはりそれも捨てられない思い出品ですね。
(2023/06/25)