1月下旬、暦の上では大寒で寒さきびしいはず…が、この週はなぜか3月並みの陽気で、気温も10度を上回る。
暖かいので、おっくうだった第二弾コマツナ群(11月10日種まき分)の間引きも進みました。
その前週まではとにかく、イマイチ。
年明けから身内にインフルエンザ罹患者が出たり、あるいは人づてに訃報をうかがったり。私自身も病院で検査をしましたが、納得しかねる結果が出たりもして。歯が傷んで急きょ、歯科にかけこんだり。同居人の病態もすこし悪化して。
なのに、知人からは心ない言葉をもらったりもして。
私がいままで身を削るように努力して得てきたものを全否定するような言動をされて、信頼が崩れてしまう。そんな悲しいことが重なりました。そう言わせてしまった、私の態度にもなにか問題はあったのでしょうけれども。冬曇りの多さもあって、こころが晴れない日々がつづきます。
育て人のそんな気持ちを反映してか、しらずか。
野菜づくりもここんとこ黄信号。葉っぱの黄化現象がすすんで、しおれかけの株もあり、このまま全滅するのでは?と気をもみました。
ある手立てをうったのと、今週の温かさのおかげか、一時的に回復。
昨日の間引きでは、第一弾ほどの豊作ではないけれども、まあ、なんとか随時食べられる量は確保できました。
野菜づくりはまったく独りきり。
自前のスペースですし、自分なりのお金をかけない方法で工夫して、試行錯誤しつつやっています。私、やはり、誰かに教わったりせずに、転んでも倒れても遠回りでもいいから、自分で納得したやりかたでやらないと気が済まないみたいですね。
こうしたこだわりのせいで、過集中ぎみで、とんでもないパフォーマンスを発揮したこともあれば、逆に周囲から浮いてしまったこともあったのでしょう。
もの言わぬ野菜と向き合って、黙々と作業していると、なぜか、こうした自己反省の妄念が雲のように湧きあがっては消えていくのです。これって、精神修養みたいなもの?
画像は畝第7列目にあった、奇妙なかたちの葉っぱ。
ふたつの葉が合体したのでしょうか? 上下をかえればスペード型にも見えますね。コマツナの下葉はハート型で、それがそのまま大きくなってしまったのか。第一弾コマツナ群では見られなかった現象です。バレンタインデーが近づいたから? 病気でこうなったのではないみたい。葉先が丸っこくて葉脈がくっきり浮かび上がっているのは、栄養分が足りている証拠、らしい。草マルチのおかげかも。
葉が黄色くなったり、茶枯れたり、逆に紫っぽくなったりと変色がめだってきたものをカットして、陽によくあてるようにしたら。なんとか青々とした若さがもどってきた感じです。それでも、冬なので生育がゆっくりのんびり。冬はあまり追肥しすぎると肥料焼けで弱まってしまうので加減が難しいですね。水やりも。
以前は気が塞ぎがちだったときはネットか読書かに逃げていましたが。
現在は天気が許せば、畑に出向くようになりました。ペットみたいに鳴いたり、動いたりするものではないけれども、おなかの足しになるので、手間がかかるけれどもお世話は苦痛ではない、といったところ。
それにしても、自然はときに思いだにしない不思議な造形をみせてくれることがありますね。
カルシウム追肥がたっぷりだったうえに、冬の寒さで締められたのか、間引きあとのコマツナ葉は肉厚で甘みがあって。第一弾ほどの大きさは望めないけども渋みはないので満足です。
野菜づくりで誰にもじゃまされず、踏み込まれずに、自分と向き合う時間が楽しくて。この、いささか可愛らしい葉っぱは、慰みにもたらされた奇跡の一枚だったのではないかしら。と思ってみたりしたのでした。読書みたいに思考をフル回転させて知識欲が満たされる作業ではないけれども、原因を推測して実験してみる過程がおもしろいと言えなくもない。
次週から冷気がもどってくるので、作業もしづらくなりそう。
第三弾、第四弾の種まき分は停滞したまま。現在、畝は24列目まで準備してあるのですが、2月中は確定申告作業でも忙しくなりそうなので、欲張って種まきせずに春から育てる作付けプランを練ることにしましょうか。
(2025.01.22撮影、05.01.23記録)