陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

お給料のベースアップ

2023-06-27 | 仕事・雇用・会社・労働衛生

会社員の皆さんの定期昇給の時期はいつなのでしょうか?
私の勤め先は、決算作業が終わって前年度の業績が確定した五月ごろになります。ちょうどそのころは、社会保険料の標準報酬月額算定の時期(4~6月)とも重なりますので、ちょうどいい頃合い。この時期に基本給が極度に増減しない程度であれば、月額変更届を出さなくて済むからです。

昇給のための資料は経営者指示で早めに提出したものの。
今かいまかと待ちあぐねた結果。世間様は春闘の賃上げムードですけども、昨年10月に最低賃金が上昇したこともあって、今回の春の昇給は、ベテラン勢はともかく、事務職の私は期待できないなと冷静でした。

だが、しかし。
私も含めて、わが社の正社員勢はすべて軒並みベースアップ!!
とくに喜ばしかったのは、入院中で勤怠が一時かなり悪く、有休も消滅してしまった方が復帰後かなりがんばっておられて、今回いちばんに昇給されていたことですね。

私自身も6月分から住民税の給与天引きがはじまるものの、それと相殺しても手取りが増えるので、助かります。今後は医療費もかかってくるので。

残業をしないように早出出勤したり、前任者の作業修正を行ったり。社内規律の見直しをしたり。
そうした成果がすこしだけ報われたのかも。でも、日ごろからミスも多いので期待はできなったのですけども。しんどいことも多くて退職しようかと思ったことも何度もありましたけども、この会社に勤めてよかったなと思った瞬間です(超現金(笑))。


中小企業の正社員は安月給で長時間労働でこきつかわれる、派遣のほうがマシだという意見もありますが。ボーナスや各種手当、業務の継続性を考えると、正社員に戻れて良かったな、と実感します。フリーランスの外注さんやパートさんは、扶養控除の制限で作業時間を調整されるので、作業単価や時給をあげることができないという方針です。なかなか厳しいですね。私自身も個人事業上は、契約先に価格改定を交渉しづらく立場が弱いですから。

実は過去、正社員も含めて、入社一年目にいきなり昇給したのははじめてです。
企画編集職でも、営業さんみたいに売上に貢献していないからという理由で、賞与も、昇給もありませんでした。資格給みたいなのは基本給に含まれていたのですが。

自分で給与計算するようになってから、給与からの控除の意味や、保険料の割合なども気にするようになりましたし、いろいろ勉強になりますね。

もちろん、賃上げの裏にあるのは物価高。
光熱費も高騰していますし、税金もあがっています。得意先へ価格交渉しても、仕入先から値上げの要請がありコストはかさみます。給与があがっても、社保料や雇用保険料もあがりますしね。

コロナ禍前よりも業績が回復した企業もあれば、赤字転落した企業もあるとのことで。勤め先は前年度、当期純利益がここ数年間ではかなりよかったようで、皆さんのベースアップに踏み切れたのですが。もちろん業績が悪化すれば賃金カットもありえます。

入社二年目を迎えた今年は、新しい入社者も増えますし、より責任の増す業務が控えています。
10月のインボイス制度開始に向けた取り組みもあり、油断を許せない状況。ベテラン組に負けないように、会社の業績に貢献できるように、精励したいと思います。


(2023/05/21)





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