陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「ファイナル・デスメッセージ」

2013-03-28 | 映画───サスペンス・ホラー
携帯電話をつかった物語はよくありますが、今回はこんなミステリーを。
2008年のアメリカ映画「ファイナル・デスメッセージ」は、謎のメールからはじまる死の連鎖、女子大生に迫る恐怖を描いたミステリー。DVDの表紙から凄く期待させてくれそうですが、期待はずれに終わってしまいました。

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バレー州のある2月。
女子大生のサラは、ある日、ラジオ局のDJである姉のエイミーを不慮の事故で亡くす。その後、携帯電話が動かなくなったため、亡き姉の携帯電話と部品を交換して使用することに。すると意味不明なメールが届き、その解析を機械に詳しい友人のトレバーに依頼。
その日から、彼女の周囲には不審死が相次いで…。

冒頭で姉と老刑事が「寮で大量殺人が…」と危機感を募らせているとおりに、妹のサラの通っている州立大学が舞台になりそうな予感はします。最初の犠牲者は、なにかにつけ生意気な美人のチアリーダー、ブリトニー。そしてちょっとお調子者おじさんの警備員、さらにはトレバーまで。殺されていたのはサラの携帯にアドレスが載っている人で、亡くなった後はそのリストが消えています。

サラを囲む友人たちは、オタクっぽいロジャーが犯人だと目当てをつけますが…。
その後、トレバーに直接手をかけたクレア、さらには友人のフィズら次々に。

事件の真相を探ろうとする刑事は、サラの友人のダニーの祖父なんですね。
彼いわくFBIが捜査に乗り出したこと、事件にはなにか大きな黒幕がいることが匂わされるのですが、そんなこともない。
けっきょく犯人がまったくわからずじまい。人が死ぬシーンだけを撮りたかったとしかいいようがない。

監督はブライアン・マッカリー。
出演はハンナ・ホール、ジョナサン・トレント、レイン・コンプトン、マイク・カイザー。

学園物スリラーってとても低予算でつくれそうなんですよね。
それと携帯電話とかPCを使うトリックはいかにもオタクくさく感じられるので、筋書きに注意しないと興ざめになったりするんですよね。劇場未公開作らしいのですが、大学生の自主制作映画としか言いようがないできばえ。タイトル負けしています。

(2011年7月8日)


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