世の中にはいろんな仕事があります。
ひとに見下げられるお仕事、3Kだのと揶揄される仕事でも、私たちの世界を維持していくにはなくてはならぬものです。コロナショックで明らかになったのは、医療介護従事者や生活用品の販売、運送、ライフラインの維持に関わる、エッセンシャルワーカーの存在でした。私は医療機関に勤めたことはありましたが、経理部門だったため、直接患者対応する業務ではなく。こうしたいわば「ケアラー」の業務は、おそらく自分には不可能だろうという、謎の自信があります。
仕事選びに迷ったら受けてみたい適職診断テスト。
ネット上でも無料で受けられるものもあるようです。私もかつて試してみましたが、あまり納得がいきませんでした。
40代になって私が受けた適職診断テストとは。
若者向けの就業支援サービス・ジョブカフェの運営団体が用意したものでした。この診断はなかなか面白くて、分析がなかなか詳しくてためになります。
以下、その種類と結果を発表してみましょう。
★職業興味評価プロフィール1
自信のある、関心の高い領域を示すテストです。
「現実的興味領域(機械操作・物づくり・生物の世話)」「研究的興味領域(論理的な活動・調査)」「芸術的興味領域(創造的な活動)」「社会的興味領域(サービス・販売・ケア)」「企業的興味領域(事業計画・経営)」「慣習的興味領域(正確な処理作業)」の6領域に分かれます。
私が強かったのは、「研究的」100%、「企業的」85%、「慣習的」80%。美学美術史を学んだにもかかわらず「芸術的」「現実的」は70%でまあまあ。「社会的」に至っては45%なので、社会奉仕めいた業務は興味がないのです。ただし、すべての領域は30%以上ならば対応可能なので、器用貧乏なのかもしれません。
この上位3領域に合致した職種としては、理系の職種や、お金に関する仕事が出てきたのには笑いました。大学の学部選びからして間違っていますね。そういえば、文系なのに化学だけは飛びぬけて得意でしたので、数学がもうすこしできたら薬学部を狙っていたことを思い出しました。
★職業興味評価プロフィール2
日常生活に関連した自分の興味を7つの特徴で示すもの──「情報探索志向」「情報管理志向」「集団志向」「自己表現」「愛他心」「物作り志向」「自然志向」
データや情報を扱うことへの関心が高い。専門知識を扱う学術関係の仕事、調査の計画実施、資料作成、データの集計整理。物づくりや自然活動は平均レベル。他人と親しく行動したくない(納得!)、人をまとめる活動、他者の役に立つ仕事は関心が高め。
上記二種の職業興味評価からはじき出された適職は、エンジニアだの理系学者だの、経理事務だの、私も取得済みの行政書士やらの士業専門家だのでした。学者は今さら無理ですが、経理や法律関係の職種は経験済みだし、個人事業にも関連があります。
★価値観評価プロフィール
仕事で何を重視するかの分析です。自分がどんな条件を優先しているのかがわかります。
全般的に、私は「なんでも重視」タイプなので、譲れない条件を3つまでにというアドバイスをいただきました。
・仕事重視:独立や自営の可能性、資格取得の必要性が高い。人間関係や貢献度は低め。
・会社重視:企業ブランド・規模は多少かんがみるが、安定性や福利厚生は重視していない
・環境重視:休日の取りやすさ!
要するに。会社員よりも、今の個人事業主としての働き方重視です。たしかに社会保障があるならば会社員よりも自営の方が時間の融通が利きますよね。
★行動特性評価プロフィール1
基礎的な性格特性と思考の特徴。SPI性格検査と似た面があります。
ストレス耐性ゼロなので、長考しすぎて悩みやすい。多くの人と接触したり場所移動を好まず、落ち着いた環境を望む。過去の実績は控えめな自己評価を下す反面、自信のある態度が出るきらいがある。冷静に自分の仕事の経験を分析しようとのこと。
★行動特性評価プロフィール2
職場イメージ特徴。「ゆったりした職場」か「動きがある職場」か。「伝統にこだわらない自由な職場」か「慣習的保守的な職場」か。
私は自覚がありますが、騒がしい職場は絶対にノーセンキューです!
部門としては、広報・企画もしくは人事・教育。職種としては、専門技術・経営管理、もしくは事務・医療専門系が似合う。ダメなのは、現場労務系、営業販売、情報システム、介護福祉保育。言われてみればそうですね、士業事務所や医療機関での勤務はしっくりきていました。経営者に近いお膝元で働きたい、権威的な部署で、けれどもある程度は自己の裁量権があり、定型業務であること。マスコミのような、締切の厳しい、出入りのうるさい職場は肌に合わない
★行動特性評価プロフィール3
得意とする対人関係業務。そこそこ対人接触はうまくこなし、それなりに自信はある。電話応対業務が得意というのは意外だが。その場限りの顧客相手は得意で、いつも同じメンバー(社内の人)とやりとりは苦手。これはかなり当たってします。行政機関の窓口業務みたいのが、後腐れなくてベストなんですよね。
★総合評価あなたの能力と興味
「職業興味評価」「価値観評価」「価値観評価」を総合分析した結果。
情報処理して分析、国語力に優れているので調査研究活動が得意。数字を扱う仕事、記帳や統計にも向いている。
知的探索をする活動や仕事、および、リーダーシップを発揮したり、企画立案する仕事への興味が高い。冷静で論理的な判断ができるタイプである。
ここで、性格検査の「感受性が強い・情緒不安定」な面と早くも不整合がありますね。
★総合評価コーナープロフィール
ここの分析は上記と似ているので省きます。
★総合評価での職業とのマッチング
これは自分の興味や能力に応じた職業を紹介してくれるものです。理系職種もあるのですが、公認会計士、経理、金融、医療など。
★希望する職業との相性診断結果
職業と、自分の興味、能力レベルと一致するかの判断結果です。
上位にきたのは、一般事務、薬剤師、行政事務、経理・会計事務、キャリアカウンセラー。すでに経験済みのもありますが、事務系のお仕事って、いまほとんど非正規雇用ばかりですよね…。意外にも司書や学芸員などの文化系職種が高い方ではなく、作家も向いているとは言えないほうです。文章力は高く、自己表現意欲が高く、集団が苦手な文系がめざしがちですがやはり適性はないと…。そうでしょうね、人付き合いうまくないと表現者にはなれません。私は人よりも数字や情報が好きなので(爆)
★キャリアプラン
自己分析講座によくありがちな、自分のキャリアシートを作る作業です。
10年単位のスパンで人生を振り返り、あるいは未来に向けた目標を掲げて、仕事選びの参考にするというものでした。
(2022/03/08)
★就職氷河期世代が自分の職業適性を考えてみた(まとめ)★
短期間で離職転職をくりかえし、会社員就業に絶望した私が自己分析をして、自分の職業適性を把握できたというお話でした。
ひとに見下げられるお仕事、3Kだのと揶揄される仕事でも、私たちの世界を維持していくにはなくてはならぬものです。コロナショックで明らかになったのは、医療介護従事者や生活用品の販売、運送、ライフラインの維持に関わる、エッセンシャルワーカーの存在でした。私は医療機関に勤めたことはありましたが、経理部門だったため、直接患者対応する業務ではなく。こうしたいわば「ケアラー」の業務は、おそらく自分には不可能だろうという、謎の自信があります。
仕事選びに迷ったら受けてみたい適職診断テスト。
ネット上でも無料で受けられるものもあるようです。私もかつて試してみましたが、あまり納得がいきませんでした。
40代になって私が受けた適職診断テストとは。
若者向けの就業支援サービス・ジョブカフェの運営団体が用意したものでした。この診断はなかなか面白くて、分析がなかなか詳しくてためになります。
以下、その種類と結果を発表してみましょう。
★職業興味評価プロフィール1
自信のある、関心の高い領域を示すテストです。
「現実的興味領域(機械操作・物づくり・生物の世話)」「研究的興味領域(論理的な活動・調査)」「芸術的興味領域(創造的な活動)」「社会的興味領域(サービス・販売・ケア)」「企業的興味領域(事業計画・経営)」「慣習的興味領域(正確な処理作業)」の6領域に分かれます。
私が強かったのは、「研究的」100%、「企業的」85%、「慣習的」80%。美学美術史を学んだにもかかわらず「芸術的」「現実的」は70%でまあまあ。「社会的」に至っては45%なので、社会奉仕めいた業務は興味がないのです。ただし、すべての領域は30%以上ならば対応可能なので、器用貧乏なのかもしれません。
この上位3領域に合致した職種としては、理系の職種や、お金に関する仕事が出てきたのには笑いました。大学の学部選びからして間違っていますね。そういえば、文系なのに化学だけは飛びぬけて得意でしたので、数学がもうすこしできたら薬学部を狙っていたことを思い出しました。
★職業興味評価プロフィール2
日常生活に関連した自分の興味を7つの特徴で示すもの──「情報探索志向」「情報管理志向」「集団志向」「自己表現」「愛他心」「物作り志向」「自然志向」
データや情報を扱うことへの関心が高い。専門知識を扱う学術関係の仕事、調査の計画実施、資料作成、データの集計整理。物づくりや自然活動は平均レベル。他人と親しく行動したくない(納得!)、人をまとめる活動、他者の役に立つ仕事は関心が高め。
上記二種の職業興味評価からはじき出された適職は、エンジニアだの理系学者だの、経理事務だの、私も取得済みの行政書士やらの士業専門家だのでした。学者は今さら無理ですが、経理や法律関係の職種は経験済みだし、個人事業にも関連があります。
★価値観評価プロフィール
仕事で何を重視するかの分析です。自分がどんな条件を優先しているのかがわかります。
全般的に、私は「なんでも重視」タイプなので、譲れない条件を3つまでにというアドバイスをいただきました。
・仕事重視:独立や自営の可能性、資格取得の必要性が高い。人間関係や貢献度は低め。
・会社重視:企業ブランド・規模は多少かんがみるが、安定性や福利厚生は重視していない
・環境重視:休日の取りやすさ!
要するに。会社員よりも、今の個人事業主としての働き方重視です。たしかに社会保障があるならば会社員よりも自営の方が時間の融通が利きますよね。
★行動特性評価プロフィール1
基礎的な性格特性と思考の特徴。SPI性格検査と似た面があります。
ストレス耐性ゼロなので、長考しすぎて悩みやすい。多くの人と接触したり場所移動を好まず、落ち着いた環境を望む。過去の実績は控えめな自己評価を下す反面、自信のある態度が出るきらいがある。冷静に自分の仕事の経験を分析しようとのこと。
★行動特性評価プロフィール2
職場イメージ特徴。「ゆったりした職場」か「動きがある職場」か。「伝統にこだわらない自由な職場」か「慣習的保守的な職場」か。
私は自覚がありますが、騒がしい職場は絶対にノーセンキューです!
部門としては、広報・企画もしくは人事・教育。職種としては、専門技術・経営管理、もしくは事務・医療専門系が似合う。ダメなのは、現場労務系、営業販売、情報システム、介護福祉保育。言われてみればそうですね、士業事務所や医療機関での勤務はしっくりきていました。経営者に近いお膝元で働きたい、権威的な部署で、けれどもある程度は自己の裁量権があり、定型業務であること。マスコミのような、締切の厳しい、出入りのうるさい職場は肌に合わない
★行動特性評価プロフィール3
得意とする対人関係業務。そこそこ対人接触はうまくこなし、それなりに自信はある。電話応対業務が得意というのは意外だが。その場限りの顧客相手は得意で、いつも同じメンバー(社内の人)とやりとりは苦手。これはかなり当たってします。行政機関の窓口業務みたいのが、後腐れなくてベストなんですよね。
★総合評価あなたの能力と興味
「職業興味評価」「価値観評価」「価値観評価」を総合分析した結果。
情報処理して分析、国語力に優れているので調査研究活動が得意。数字を扱う仕事、記帳や統計にも向いている。
知的探索をする活動や仕事、および、リーダーシップを発揮したり、企画立案する仕事への興味が高い。冷静で論理的な判断ができるタイプである。
ここで、性格検査の「感受性が強い・情緒不安定」な面と早くも不整合がありますね。
★総合評価コーナープロフィール
ここの分析は上記と似ているので省きます。
★総合評価での職業とのマッチング
これは自分の興味や能力に応じた職業を紹介してくれるものです。理系職種もあるのですが、公認会計士、経理、金融、医療など。
★希望する職業との相性診断結果
職業と、自分の興味、能力レベルと一致するかの判断結果です。
上位にきたのは、一般事務、薬剤師、行政事務、経理・会計事務、キャリアカウンセラー。すでに経験済みのもありますが、事務系のお仕事って、いまほとんど非正規雇用ばかりですよね…。意外にも司書や学芸員などの文化系職種が高い方ではなく、作家も向いているとは言えないほうです。文章力は高く、自己表現意欲が高く、集団が苦手な文系がめざしがちですがやはり適性はないと…。そうでしょうね、人付き合いうまくないと表現者にはなれません。私は人よりも数字や情報が好きなので(爆)
★キャリアプラン
自己分析講座によくありがちな、自分のキャリアシートを作る作業です。
10年単位のスパンで人生を振り返り、あるいは未来に向けた目標を掲げて、仕事選びの参考にするというものでした。
(2022/03/08)
★就職氷河期世代が自分の職業適性を考えてみた(まとめ)★
短期間で離職転職をくりかえし、会社員就業に絶望した私が自己分析をして、自分の職業適性を把握できたというお話でした。