祝!
ハガレン生誕20周年!
ハガレン生誕20周年!
「心配すんな。オレは絶対にお前を含めて、オレたちが失ったものをすべて取り戻す! オレたちの長い旅も涙も苦労も、怒りも笑いも、なんもかも等価交換にしてな。真理の扉の向こう側に持っていかれたもん、すべて持って帰ってくる。オレたちはいつかただの人間になるんだ」
「うん、そうだね。それまで、ボクの人間に戻ったらリストも増やしておかなくちゃ」
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ひさびさに鋼の錬金術師関連の更新を行います。
2009年6月ごろ掲載済みの鋼の錬金術師二次創作小説「雨やどりの錬金術師」を加筆修正のうえ、再構成して掲載しております。
あの喪失から一年、事件調査のためにセントラルの図書館に立ち寄ったエルリック兄弟。やおら不意打ちの雨にみまわれて…。エドワードとアルフォンスの感傷を描いた、ささやかな短編です。全十八話。
スマホでお読みになりやすいように、目次頁をつけています。
筋書きが大きく変更されたわけではないので、各話のリンクはそのままにしてあります。お時間ございましたら、お楽しみくださると嬉しいです。
ご興味のある方は、
【FanFiction】鋼の錬金術師二次創作小説の一覧
からどうぞ。
ところで、今年2021年7月12日は、原作漫画『鋼の錬金術師』連載開始から20周年。
なので、20周年記念サイト(鋼の錬金術師」20周年特設サイト 【ハガレン20周年】)が設けられ、さまざまなプロジェクト進行中とのことです。原作漫画の一部公開とかアニメの無料放映などはわかるとしまして、記念本や企画展なども。
これについては、別記事にて記録に残しておきたいと思います。
ハガレンはアニメ無印でハマり、数年後のリメイク版は熱心に見ていて、そのあと原作漫画を全巻揃えたものです。連載時は途中で、東洋系の三人組が出てきたあたりで、飽きちゃったんですよね。2004年末に別の百合のアニメに沼ったことも加えて。
あらためて再読すると、実によくできた作品です。
しかも、大人として人生経験を積んでから読むと、なおさら、その良さがよくわかる、実に渋くて粋のいい作品です。シン国のキャラがあそこまでいい活躍をするとは思いだにしませんでした。地味なおじさん、おばさん含め小粒のキャラでさえ光るものがあり、無駄な存在のない、すばらしい作品でしょう。
この作品なかりせば、近年話題となった「鬼滅の刃」も「進撃の巨人」も生まれなかったことでしょう。いまなお色褪せることのない、日本を代表する漫画作品であることは間違いありません。女性の漫画家なのに(と書いたら失礼なのだけど)アクションシーンが抜群にうまい!
ところで、この最終巻だけタイトルロゴが特殊仕様でギンギラギンにさりげなく輝いているのにも、スキャンしてから気がつきました(何を今更)。