なにか、このタイトルにはシュルレアリスム宣言の気配を感じてしまいました(謎)
でも、ミシン台とパラソルみたいな結合はしないらしい(なんのこっちゃ)
このタイトルのひみつは、ラストにあるようで。
仙台のあるマンションに引っ越してきた椎名は、ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」を口ずさみながら片づけをしていた。そこに隣人の河崎と名乗る男があらわれ、本屋を襲わないかと持ちかける。
河崎の動機は、留学生で言葉の不自由なおなじマンションの住人に、広辞苑を贈りたいから。
しかし、その裏には二年前に端を発する、ある悲しい事件が関わっていた。
妙なテンションがある映画でした。
瑛太のアジア人ぶりはおみごととしか言いようがない。
原作は伊坂幸太郎の人気ミステリー小説だそうです。
しかし、これはどちらかといいますと、映画よりも芝居向きだったような気もしないでもない。書き割りを変えていくように、場面転換があざやかなので。
(〇九年五月三日)