陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」第三十二話 更新(了)★★★

2021-07-11 | 感想・二次創作──神無月の巫女・京四郎と永遠の空・姫神の巫女

いっときの恋が嘘を着せ、いちずな愛がそれを脱がせる
姫子と千歌音の、世にも哀しき運命
アニメ神無月の巫女では、闇の力に抗うソウマ少年の勇姿も見どころ!
「百合が尊い」が当たり前ではなかった2004年、あの時代の
ロボット活劇と奥ゆかしい百合描写がハイブレンドした意欲作!
なんと、16年後にはスピンオフ漫画「姫神の巫女」で再誕!


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神無月の巫女二次創作小説「夜の桎(あしかせ)」
第三十二話: おろちの活路 を更新しました。
     
「価値があるから生きているんじゃない。生きているだけで価値がある。最初は、この赤子のようにみんなそうなのよ。生まれたときのまま、ありがとうと言われたい。花が枯れなければ実らないこともある。種だって下に落ちなければ、芽が出ないもの」
「俺みてえな役立たずにゃあ、もったいねえ言葉だぜ。…てめえ、何もんだ?」
「わたしは、陽(いつはり)の巫女。この世界では『姫子』と呼ばれている。千歌音がくれた名だから気に入ってるの」
「ひめ…? そうかい、あんたが俺の『ヒメコサマ』か。そいつあ、縁起がいいぜ」

毛虫のような眉をほころばせながら、男が大袈裟にうなずく。
その名前を耳にしたときに、陽の巫女はわざとらしい軽めの瞬きをしたが、それがどのような感情に照らしてのものか、この男には知る由もない。

([神無月の巫女二次小説 其の一]→「夜顔」(目次)→「夜の桎」)

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剣の巫女としての修行を終えて、無事に帰還した千歌音と姫子。そして、襲い来るおろち衆の刺客たちが…。神無月の巫女二次創作小説第十弾「夜顔」シリーズ十四の章。





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