過去の記事に書きましたが、私はパソコンを乗り換えて五代目ぐらいになります。
最近のパソコンは耐用年数が低いのか、素材が悪いのか、二、三年も使いこむとあちこち傷んでくることが多くなりました。ユーザーのせいだろう、という声もどこかから聞こえてきそうですね
ここ近年のパソコン事情で驚くのは、ウィンドウズのアプリの進化です。
特に私の場合、ワードの愛好者なのでそれを感じます。画像加工や飾り文字がかなり簡単にできてしまうのです。
拙ブログ上で過去に載せていた加工画像は、2010年ぐらいまでの、イラストレーターやらフォトショップやらのソフトウェアで行っていました。
当時、出版物の企画編集職にあったので、ちょっとしたDTP知識があったからです。
いわゆる本職のデザイナーさんができるようなイラレでのベジェ曲線で自在に輪郭をとったり、写真に近い立体的なイメージを無から生み出す、といったような高度なことはできませんでした。
その代わりに、写真やら、既存の画像データをレタッチして修正したり、文字入れをしたりして加工することならばお手の物でした。こうした作業は、さほど技術のあるものではないのです。
印刷物でよく見かける袋文字があります。
文字の色が二重、三重になっているような文字ですね。あれはイラレではどうつくるのでしょうか。まずテキストで文字を入力。その文字をコピーして少しだけ拡大し、色を変えて、背後に置きます。さらに、それをもう一度繰り返す。そうすると、二重、三重の枠がついた文字ができあがります。文字をコピーして、すこしだけずらし、背後に送れば影文字になるのです。
こうした作業は、ワードアートではアイコン一つクリックすればできますよね。
もちろん、イラレのように自由自在に文字をうねらせたり、波打たせたりというほどではないにせよ、文字の加工がすこぶる簡単に、豊富に変形できるようになっています。
より驚いたのは、画像そのものレタッチ。
ワード文書上に画像を転移させ、枠を嵌めたり、額縁をつけたり、箱のように立体物に見せたり、はたまた周囲をぼかしてしまえたり、水面の反映のように透明度の高い影をつけれたりできる。しかもフォトショのように数値で割合を調整できるので、オリジナリティの高い画像加工を楽しむことができます。これはかなり驚きです。
問題はイラレやフォトショのように、レイヤー構造にはできないので、修正前後の見比べがしづらいことでしょうか。保存してもCtr+Zで戻ることはできそうですけれども。
それで下手にいじると楽しいから、かつての加工癖がむくむく湧いて素材いじりをしたくなるんですね。フォトショほど画像の切り取りや貼り付けがしづらいのが難点ではありますが。お子様でも気楽につかえるから、いろいろ遊べそうですよね。おうちのなかでのお知らせごとやメモ用の文書をつくってみるのもいいかもしれないですね。私が知らないだけで、もっと自由にお絵かきできそうなアプリがあるのかもしれないのですが。
すでにMacのノートパソコンは処分してしまい、Adobeのソフトは持ち腐れの宝。
けれど、ウィンドウズでデザイン性に優れた文書ができてしまうの嬉しくて、暇なときに楽しんでいます。
(2021/09/20)