前日の電話
『明日お願いします」
『明日は昼から雨やから、寒いしあったかい格好で来たほうがええで」
明日は雨か・・・。
覚悟しておこ。
当日6時過ぎに着いて車からおりると、風が結構強い。
どんよりした天気だ。

午前中にけりをつけたほうが、よさそう。
(まだじょうずと思っている。)
あったかい格好をして筏に。
まず準備の前の、団子を5つほど放り込んで。
風が強い。
ゆっくり準備。
今日のお客さんは3人。
雨の予報で皆さん遠慮したかも。
まぁええ。
さあ釣るぞ。
とりあえず、ボラはいてないようです。
アイゴと、ハオコゼ・ゴンちゃん・チャリコ・ヘダイが釣れた。




チヌがどこにいるのかわかりません。
見回りの船が来た。
「どや」
「あかん」
時間がたって、また来た。
「ボラ来てるか」
「来てない」
次の見回りで、今度は船頭さんと来た。
船を私の筏にくくりつけて、2人が私の筏に。
「どんな感じや」
「今から特訓や」
わたしの自作の穂先を見て、
「やわらかすぎるんとちゃう」
「ここは結構潮の流れが速いから、この穂先やったら、あたりがわかれへんのと違うか」
「それと今日の午前中の風やったら、ほんまにわからんで」
確かに午前中の風はきつかった。
「それと潮の流れを読みとらなあかん。」
「どこで仕留めるかを決めて、それに対して団子の投げる場所、考えなあかん」
「何にも考えんと、自分の前ばっかりに放り込んでも、潮の流れによって逆に魚をちらすようになるで」
「常に、潮の流れを読むのが大事やで」
状況に応じて、ボラのかわし方、重りの付け時、重りと針との距離、などなど・・・・。
いろいろ話を聞いてる間に、アイゴを釣り。
チヌあたりがあって、ええとこ見せようとしたが。
ええやり取りやったけど途中でばらしてしまった。
あーあ。
約1時間ほどの講義でした。
ほんま、ええ勉強させてもらいましたわ。
ほんまに基本中の基本やのに。
わからんだんやなぁ。
時刻は、3時すぎ。
後、1時間半しかない。
その間にチヌを釣ってやるんだ。
そのやり方でやると、たしかにヒットの確立が高くなってきた。
しかし、オキアミには、ゴンズイが。
続けさまに、でかいゴンズイばかりを3匹。
近くにいたサギにあげると、おいしそうに食べてた。
この下はゴンズイだらけになってしまった。
居ついてしまったようだ。
どうしよう。
オキアミが使えない。
コーンで行くと、大フグ。
ガツンと来たら、大ぼら。
時間がなかったのでついついあせってしまった。
ボラが来ているのに。
何とかしなくては。
もう時間がない・・・。
終わった。

今日は雨の予報は、幸いにも降らなかった。
午後からは、メッチャ釣りやすかったのに、しとめることができなかった。
他の2人の方は、それは見事にたくさん釣っていた。
しかしなんかちょっと見えてきたかも。
釣れなかった事は残念だったが、なんかすっきりした感じ。
今日の釣果は、アイゴ2匹、ヘダイ2匹、チャリコ1匹。
みんな近所の方に、おすそ分けして貰っていただきました。