少し前に出た新刊。
久々に江國さんを買って貰いました♡
中学生の頃から大好きな江國香織さんの本。
最初に読んだ本が何だったのか、あまりよく思い出せないのですが気付いたら読むようになっていました。
私は基本的に古い作家の本が好きです。
小説に詩や短歌、童話に古典などジャンルは全く問わず。
小さい頃は雑誌などを買って貰うのには渋い顔をされましたが、小説は惜しみなく何でも買って貰えました。
また、父親が図書館のように色々な本を所有していた人なので家に転がっている本(ほんとうに棚に収まりきらずに転がっていました)を勝手に読んでいたりしました。
そのせいなのか。
書店員をしていたくせに未だに本にお金を出すのが惜しい気がしてしまいます。
元々、図書館に行けば必ず置いてあるような本が好きな私。
借りに行って読みたい本がない!なんて裏切られる心配が少ないし、次はあれを読もうとか自分でテーマを作り読書のコースを作れるのが好きです。
昔から読まれているだけあって、その場限りのくだらない内容であることが少ないです。
考えさせられることがとても多いですし古びた内容ばかりではないのでとても有用です。
そんな中で、どうしても江國さんだけは新刊が出ると気になって仕方ない唯一の作家さんなんです。
他にも現存する作家さんで好きなひとは何人もいますが、今はお金を出して買いたいと思うのは江國さんだけ。
江國さんとは年齢も離れていますし、おそらく育った環境も価値観も違います。
それなのに自分でもなぜかわからないのですが、出てくるモチーフや言葉遣いはどれも近しくて懐かしいものばかり。
表現も空気や水のように私には自然に感じて違和感がまったくない。
その違和感のなさに驚くほどです。
新刊はどうしてもハードカバーなので少し高いし、どうしようか知らん・・・と悩んだのですが。
今月は最寄りの図書館が長期休館なので、主人が買う本に紛れ込ませて買って貰いました♡
開いたページに、チョイスとミルク紅茶の文字。
もう、ふんわか気分です。
チョイスと紅茶、用意して読みたいなと思います♪