長い人生で初めての兄貴と二人でのミーティング。
両親の今後についてだ。
兄貴には殴り飛ばされたり蹴り転がされた記憶しかない。
この数十年で数分程度の会話しかしていない。
二人きりで話すなんて中学生時代以来か?
いつも苛立ち、何かに当たり散らしていた兄貴も、2度死にかけて今では仏のような穏やかな表情になっていた。
ミーティング後、子供の頃兄貴と時々釣りに来た浅井山公園に行ってみた。
昔はボートもあってもっと賑わっていた。ご近所の週末の憩いの場だった。
ずいぶん寂しくなったものだ。
公園には付き物のドバト。
タチアオイとタイワンタケクマバチ。
子供の頃には見たこと無い外来種だ。
ウチワヤンマ。
そして本日はコイツについて語りたい。アメンボ。
こう見えて彼らは広義でカメムシの仲間。
カメムシの仲間は昆虫界の成功者たち。
陸で水中で栄華を誇っている。
セミ、ウンカ、ヨコバイ、カイガラムシ、アワフキムシ。
アメンボ、マツモムシ、ミズカマキリ、タイコウチ、タガメ、コオイムシ。
これら全てカメムシのいとこやはとこである。
共通点は針状の口を持ち、汁を吸って生きていることである。
汁とは草や木の汁であったり、昆虫や他の動物の体液だったりである。
すごいぞ。カメムシ。