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W:ダブル

W:ダブル

実はこれ、二回目です。

本当はクスキユウ最新作になるはずだったんですけれども、いまだ未完成の戯曲のタイトルが「W-ダブルー」です。

クスキユウの戯曲が去年10月に小説として発行されました。

「ハーフ-Where the heart will be-」というタイトルでYOU企画では2006年10月に上演されたものです。

この戯曲自体が実は2001年に上演された「ハーフ」というYOU企画の旗揚げ公演の上演戯曲の後日譚で、五年後を描いています。

簡単に言うと、枚方市で青春時代を過ごした若者たちが挫折を知る25歳を迎えるのが「ハーフ」

そして、人生の節目ともいえる30歳を迎えるのが「ハーフ-Where the heart will be-」です。

これらはどちらの上演時も僕の実年齢の五年後を描いていました。

実際、自分はどうなっているのだろう?そんな疑問を手がかりにして書いていった戯曲です。

そしてさらに五年後を想定して「W-ダブルー」という戯曲が書かれはじめました。

設定は完璧だったんですが今に至るまで書ききれず・・・。

実は2010年に伊丹AIHALLで想流私塾(北村想塾長)マスターコース(師範:岩崎正裕・中村賢士)に通い、完成させよう!としていたのですけれども・・・。

そのままここまで来てしまっております。


でも、最初の作品が25歳、次が30歳のときの作品ですから、次は40歳のときの作品っていうのは、なんとなく数列的によいかも???とか思ったりして。

で、常に実年齢の五年後を書いてきたので、来年35歳になる今、書いていくのがよいのかな、と思ったりするのです。

設定はもう既にあるんですが、自分の中でかなりエンタテイメント足りえるものを創りたいという気持ちが高まっています。

まあ、これまでの作品がとっても分かりにくい、けれど人間というものの機微をなんとかして捉えたいって言う作品だったのに対して、今回は人間を取り巻く社会をも大きく描くには、直木賞も狙えるような(小説化したいんですけれど処女作の売れ行きが・・・。)エンタテイメント作品にしたい。そうすることで、より多くの人たちに楽しんでもらえるものにしたいな、と。
まあ、とんがっていた20代から、丸くなってきた30代を経て、というところでしょうか。

とはいえ、最近「先生、変わってるー」と立て続けに教え子たちに言われて少し、きわめて平凡で普通だと思っていた自分に関して揺らいでいる今日この頃ですけれども。
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