先日、シャーロックというイギリスのドラマのコメンタリー(監督や出演者による解説、これはでも監督ではなく脚本家とプロデューサーっぽかった。)を見ていて、とてもこの絵は美しい。この撮り方は、普通じゃなくてこだわりがある、というような言い方をされていて、映像の世界っていうのはやはり、絵の美しさがるのだな、と思う。
岩井俊二さんとジブリのプロデューサーの鈴木さんとの対談でも、岩井監督が絵コンテを書いているな、と思ったと鈴木さんが言われていた。
確かに岩井作品は絵というか写真のように美しい。
僕自身はとっても絵が苦手で、美術の先生には着想はいいんだけど仕上げが雑だ・・・と言われてきた。自分でもちょっと立体的にどう書けばいいのかよくわからないし、かつて自分で簡単でいいから舞台図を書け、と言われても何から書き始めればいいかよくわからなかった。
でも、それでも何かしらこだわりはあって、最新の演劇ワークショップのポスター・チラシの写真なんかは、写真家の力によるところが9割だが、この絵自体には僕の着想も少しは入っている。
今となっては一昨年の最新作品の舞台美術にもかなりこだわった。
時々、絵的な問題でこうしてほしい、というディレクションを出す時もあって、そういう時に余計に、もっと美術館や写真展に行かねば・・・、と思ったりもする。
忙しいけどね。
Tomo Matsuura
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