「真の友はどんな時にも愛を示す。苦難の時に頼れる兄弟である。」(聖書の格言)
なかなかこんな夏はなかった気がします。例年、夏はある程度休暇を取って、ボランティアに精を出したりするのですが(演劇の取材?という噂もありますが・・・)今年の夏はそれも出来ず、帰って学校などコロナで飛んだ分の仕事はあるという感じで、何だかしんどいです。
いや、冷静に考えてみれば、僕ははるかに拘束時間としては一般の人の半分ぐらいの短い仕事時間です。個人経営で基本的には複数の仕事先とやり取りをしているので自由が効き、煩わしい人間関係もそんなにないのですが。
何より「いい人」と仕事をしたいと願っていて、友と呼べるような関係を可能な限り築きたいと思っています。その反面、私自身は人見知りであり、自分勝手であり、だからこそ演劇をつくって、コミュニケーションについて学び続けているのだと思われます。
そんな中、今日ありがたいな、と思う事が起きました。
ボランティア関連の方で、演劇方面ではなく、若い時から知っていますが、途中僕が京都に行ったり、彼が外国に行かれたりして、最近親しくなった感じです。その方とはコロナなのでzoomとかメールでやりとりをしていることが多いのですが、電話がかかってきました。事務的なメールを僕が用件しか送らなかったので、「大丈夫か」と心配してくださったのです。
これ、凄くないですか?僕自身、余裕があるときは、けっこう長いメールを出しちゃったりして、いろんな余計なことを書いたりするのですが、今回は振り返ると、忙しかったのかなー、と思い当たります。気がせいていたのかもしれません。
そういえば、劇団員もだいぶん前に、僕のメールがあまりに素っ気ないことがあり、気になっていた事もあったとか・・・。「もう慣れた」とおっしゃっていたかも。
でもそういった事を言ってもらえる事自体が素晴らしいですし、何よりそこから僕の異変を感じ取って(もしくは感じ取ろうとして)くれたことが嬉しいじゃないですか。
そういう気遣い?気配り?うーん、ありがちな、そして少し外れているかもしれない例だと“女の子が髪を切ったことに気づく“みたいな、そういう事を気づけるように思いだけでも変えていきたいものです。(今日高校で試みに生徒に聞いたら違いました・・・。)
そんなわけで、旧友や昔来て頂いたお客様たちがどうされているかなあ、とお手紙差し上げたりしたいな、とも思っています。
こんな苦難の時こそ、元気にしてる?元気にしてるぞ!っていうやり取りが大事かも、と教えられました。
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