《以下引用》
「殺人など重大犯罪の実行行為がなくても謀議に加わるだけで処罰可能な「共謀罪」新設を柱とした組織犯罪処罰法改正案は、21日の衆院法務委員会で審議を再開した。民主党は委員会を欠席しなかったものの法案には強く反対。与党は今国会での成立を目指すが今後、与野党の綱引きが激化しそうだ。改正案は「犯罪と関係ない市民団体の規制につながる」と日弁連などが強く批判しており、3回目の提出となった昨年の特別国会でも継続審議となった経緯がある」(4月21日『西日本新聞』)《引用ここまで》
この法案はかなり危ない。組織犯罪だから普通の市民社会に暮らす私たちには関係なかろう、などと考えたら大間違いだ。組織とは明らかなテロリスト集団とか暴力団組織だけとは限らない。穏やかなサークルだって組織である。その区分けを曖昧にしたまま法案が通ってしまえば、いつか来た道ではないと誰が言い切れるのか?
この5年間の小泉政治の功罪はいつか必ずはっきりする。そのときになって、あのときに反対をしておけば良かった、では遅すぎることだってある。
テロは悪だ!然り。犯罪は悪だ!然り。改革は必要だ!然り。自民党をぶっ壊す!然り。民営化は必要だ!然り・・・。こうやって5年が過ぎようとしている。しかし然り、然りの中で失ったものは、本当にないだろうか?
その点検をひとりひとりがいまするべきときでではないか、と思う。いまの日本の姿はどこかおかしい。
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