某民放BS番組の仕事ももう終わりに近づいた。数日中には手を離れる。3週間あまりかかりっきりの間に、世の中には「唖然」の出来事がふたつ起きた。ひとつは北朝鮮の核実験、である。
そしてもうひとつは、ロシアでアンナ・ポリトコフスカヤさんという女性の記者が射殺されたことである。詳しくは来週以降に当欄で書こうと思っているけれども、女性記者の射殺事件は、実際のロシアでいったい何が起きているのかを如実に示すものである。
「9・11テロ事件」以降、民主主義を根付かせるためには、テロには共同して戦う、と誓ってきたブッシュ大統領とプーチン大統領だが、今となってはまさに「同床異夢」である。アメリカは「テロとの戦争」をきっかけに、冷戦に代わる〈長い戦争〉に突入し、ロシアはロシアで、石油を武器に〈強いロシア〉の道に歩み出した。その道の中では、体制批判者の口は災いである。
ポリトコフスカヤさんは、その犠牲となった。以降次回。
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